講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-26 / 文学 / 学内講座コード:16220012
『遠野物語』を読む
- 開催日
- 10月 4日(火)、10月18日(火)、11月 8日(火)、11月29日(火)、12月 6日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。全五回のうち、第三回目は全体像について講述し、それ以外の四回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。
【講義概要】
第1回 10月 4日(火) 魂の行方(97話~99話)
死の世界との近さについて考えます。
第2回 10月18日(火) 狐(100話~101話)
『遠野物語』における狐について考えます。
第3回 11月 8日(火) 『遠野物語』と佐々木喜善
『遠野物語』成立に貢献した遠野の人、喜善の想像力と感覚。
第4回 11月29日(火) 小正月(102話~105話)
遠野における小正月の行事について講述します。
第5回 12月 6日(火) 山の神・ゴンゲサマ(106話~110話)
『遠野物語』にいて語られる「神」について考えます。
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。全五回のうち、第三回目は全体像について講述し、それ以外の四回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。
【講義概要】
第1回 10月 4日(火) 魂の行方(97話~99話)
死の世界との近さについて考えます。
第2回 10月18日(火) 狐(100話~101話)
『遠野物語』における狐について考えます。
第3回 11月 8日(火) 『遠野物語』と佐々木喜善
『遠野物語』成立に貢献した遠野の人、喜善の想像力と感覚。
第4回 11月29日(火) 小正月(102話~105話)
遠野における小正月の行事について講述します。
第5回 12月 6日(火) 山の神・ゴンゲサマ(106話~110話)
『遠野物語』にいて語られる「神」について考えます。
備考
【教材】
レジュメ資料
柳田国男著『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年)520円+税
※教材は各自購入願います。
レジュメ資料
柳田国男著『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年)520円+税
※教材は各自購入願います。
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
---|---|
肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「移動する神と人」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |
名前 | 立野 正裕 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。 |