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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-08 / 自然科学・環境:その他趣味 / 学内講座コード:16120079

アグリサイエンスアカデミー 有機農業講座 『農』と『農業』を考える

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月16日(土)、 4月23日(土)、 5月 7日(土)、 5月14日(土)、 5月21日(土)、 6月 4日(土)、 6月18日(土)、 7月 2日(土)、 7月16日(土)、 7月30日(土)、 8月20日(土)、 9月 3日(土)、 9月17日(土)、10月 8日(土)、10月29日(土)、11月19日(土)、12月17日(土)
講座回数
17回
時間
1時限 9:30~11:00講義, 2時限 11:30~13:00実習
講座区分
通年 
入学金
3,000円
受講料
86,000円
定員
36
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
自然とのつながりのなかで営まれる有機農業は、近代農業における自然離脱の方向とは異なり、農業の本来の姿を継承しながらの発展を目指しています。農業や有機農業をより深く理解するために、農業や栽培技術に関する講義と圃場での野菜の栽培実習を行います。実習では各自が年間を通して13m2の区画を担当し、10数種類の野菜について種まき(植付け)から収穫まで一貫した栽培技術を学びます。そこでの栽培方法は化学農薬や化学肥料を使わない有機栽培です。

里山に連なる黒川農場で「農作業」を楽しみ、「農業」を学び、「農」に癒され、自ら育てた新鮮な野菜を堪能してください。この講座は、有機農業に関心がある方、市民農園や家庭菜園で有機栽培に挑戦しようとする方を対象としています。

【特記事項】
【川崎市教育委員会連携事業】

●講座初回に、圃場利用契約を締結していただきます。
●圃場実習及び講義内容については、天候等により変更になることがあります。


※この講座は、割引対象外です。

(黒川農場)

【講義概要】
第1回 4月16日(土) (1)講義:本講座の有機農業とは
(2)実習:夏作に向けての畑の準備
(1)有機農業の概念と本講座での有機農業の考えを解説
(2)施肥、畝立て、マルチの設置

第2回 4月23日(土) (1)講義:土(土壌)について
(2)実習:種まきと植付け準備
(1)土と土壌の違い、農業と土壌との関連を解説
(2)枝豆、スイートコーンの播種、トマト支柱設置

第3回 5月 7日(土) (1)講義:作物の病気
(2)実習:植付け
(1)作物の病気の原因と対策を技術の発達史的経過等とともに解説
(2)トマトの植付けと支柱への誘引

第4回 5月14日(土) (1)講義:野菜の栽培技術(1)
(2)実習:果菜類の栽培管理(1)
(1)果菜類の栽培の特徴と方法を解説
(2)ナスとピーマン定植と支柱立て、誘引

第5回 5月21日(土) (1)講義:有機農業の歴史と展望
(2)実習:果菜類の栽培管理(2)
(1)日本の有機農業の歴史的経過と発展方向
(2)ナス、ピーマン、トマトのわき芽欠きと誘引

第6回 6月 4日(土) (1)有機農業の土作り
(2)実習:果菜類の栽培管理(3)
(1)森林に見る自然生態系に倣った土作りを解説
(2)敷きわら、スイートコーンのマルチ剥ぎ、追肥

第7回 6月18日(土) (1)講義:野菜の栽培技術(2)
(2)実習:果菜類の栽培管理(4)
(1)根菜類の栽培の特徴と方法を解説
(2)果菜類の追肥、整枝剪定、スイートコーンの除房作業

第8回 7月 2日(土) (1)講義:野菜の栽培技術(3)
(2)実習:果菜類の栽培管理(5)
(1)葉菜類の栽培方法を解説
(2)果菜類の追肥、整枝剪定・収穫、コーン雄花除穂

第9回 7月16日(土) (1)講義:土着天敵の力を借りた害虫管理
(2)実習:果菜類の栽培管理(6)
(1)病害虫の総合的防除の方法を紹介
(2)果菜類の追肥、整枝剪定、枝豆・スイートコーンの収穫

第10回 7月30日(土) (1)講義:有機栽培と野菜の作型
(2)実習:果菜類の栽培管理(7)
(1)野菜栽培の基本概念である作型を解説
(2)ナス、ピーマンの収穫と更新剪定、枝豆、スイートコーンの片付け

第11回 8月20日(土) (1)実習:夏野菜の収穫・片付けと秋作の土作り(1)
(2)実習:秋作の土作り(2)
(1)トマト片付け、秋作に向けた施肥、耕うん
(2)秋作の畝立てマルチ張り

第12回 9月 3日(土) (1)施設園芸について
(2)根菜、葉菜の栽培管理(1)
(1)施設園芸の歴史と最先端技術の現状と課題について解説
(2)ダイコンの種まき、キャベツ等の植付け

第13回 9月17日(土) (1)講義:被覆資材の上手な使い方
(2)根菜・葉菜の栽培管理(2)
(1)トンネル、べたがけなど防寒のメカニズムを解説
(2)レタスの植付け、ダイコンの間引き、キャベツの追肥

第14回 10月 8日(土) (1)講義:地球環境の変化と食料生産
(2)実習:根菜・葉菜の栽培管理(3)
(1)地球温暖化と食料生産など環境と農業の関係を解説
(2)トンネル管理、土寄せ技術、ダイコンの間引き

第15回 10月29日(土) (1)講義:緑肥の利用
(2)実習:根菜・葉菜の栽培管理(4)
(1)冬まきの緑肥作物を使った土作りを解説
(2)キャベツ、ブロッコリーの土寄せと病害虫防除

第16回 11月19日(土) (1)講義:農業と堆肥
(2)実習:根菜・葉菜の栽培管理(5)
(1)堆肥化の原理と家庭でできる堆肥作りの方法
(2)ダイコン、キャベツ、ブロッコリー、コマツナ等の収穫

第17回 12月17日(土) (1)実習:根菜・葉菜の栽培管理(6)
(2)講義:畑の冬越し管理
(1)収穫と収穫後の後片付け
(2)緑肥作物と敷き草を使った土壌の保全

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 佐倉 朗夫
肩書き 明治大学農場特任教授
プロフィール 神奈川県出身、研究テーマは有機農業、とくに野菜の有機栽培における作型と農業生態系形成について。自然共生と内部循環を有機農業の基本と考え、市民農園や家庭菜園での有機農業の実践、「業」ではない「農」を満喫できる環境の普及を目指す。
名前 藤原 俊六郎
肩書き 明治大学農場特任教授
プロフィール 1970年島根大学卒業。神奈川県農業総合研究所、社団法人農林水産技術情報協会を経て、明治大学農学部客員教授。再生可能な資源であるバイオマスの活用方法と、その廃棄物を堆肥化してバイオマス生産に再利用する方法について研究テーマとする。著書として、「図解 土壌の基礎知識」(2013年、農山漁村文化協会)など。
名前 大里 修一
肩書き 明治大学農学部専任講師
プロフィール 福岡県出身。明治大学農学部農学科を卒業後、2012年より現職。理化学研究所において病気に強い植物を創るための研究開発に従事、現在も研究を続ける。また、病原菌を知るための基礎研究も進める。専門分野は植物病理学。
名前 糸山 享
肩書き 明治大学農学部准教授
プロフィール 鹿児島大学大学院連合農学研究科博士(農学)。専攻分野は昆虫生理学、害虫制御学。安全・安心な農作物の生産を目指した新たな害虫防除技術の開発に従事。変わりゆく環境の中でも巧みに、そして、したたかに生き抜いている昆虫たち。彼らの姿に多くのことを学び、彼らと上手に付き合う方法を見つけ出すことをめざし、研究を進めている。
名前 岡部 勝美
肩書き 明治大学農場特任教授
プロフィール 施設園芸、養液栽培、野菜育苗に関わる技術開発が専門。現在、人工光利用閉鎖型苗生産と自然光利用養液栽培とを組み合わせた新しい野菜生産システムについて実証研究中。「おいしい野菜」の栽培法にも関心を持つ。
名前 小沢 聖
肩書き 明治大学農場特任教授
プロフィール 1954年東京生まれ。千葉大学園芸学部卒、農学博士。地温、気温を制御し、作物収量を上げる技術を開発している。
名前 今井 勝
肩書き 明治大学農学部教授・元作物学会会長・日本生物環境工学会顧問
プロフィール 1996年より明治大学農学部教授。光合成・物質生産を中心に研究活動を展開。環境大変動の時代、健全で合理的な作物(食料)生産の貢献をテーマとする。主な著書に『作物学事典』(共編著・朝倉書房)、『新編 作物学用語集』(共著・養賢堂)『作物学概論』(共著・八千代出版)など。
名前 原田 勝夫
肩書き 明治大学農学部事務室(農場)専任職員
プロフィール 山口県出身。明治大学農学部を卒業し、IT業界を経験後、12年前に農業の世界に復帰。民間会社での農場経営などを経て2012年4月から現職。有機農業や自然農法に興味を持ち、黒川農場では有機圃場やホウレンソウの周年栽培温室を担当。
名前 佐々木 良子
肩書き 明治大学農学部事務室(農場)短期嘱託職員
プロフィール 明治大学政治経済学部卒業。自家農業をサポートしながら日本野菜ソムリエ協会で体験農園やマルシェの企画運営などに携わり、2012年3月から現職。栽培のみならず野菜やハーブの加工も行う。黒川農場ではアカデミー圃場の管理運営等を担当。
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