講座詳細情報
申し込み締切日:2016-05-05 / 世界史 / 学内講座コード:16120050
ギリシア神話と芸術 ギリシア・ローマ神話とその後代への影響
- 開催日
- 5月13日(金)、 5月27日(金)、 6月10日(金)、 6月24日(金)、 7月 8日(金)、10月 7日(金)、10月21日(金)、11月 4日(金)、11月18日(金)、12月 2日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 30,000円
- 定員
- 25
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
ギリシア神話は、今日では子供のための面白い読み物だと思われています。私たちは親から与えられた昔話や童話の一つとしてそれを味わいますが、やがてそれらから「卒業」し、神々や英雄の名前は忘れられてしまいます。しかしこれは18世紀以降、西洋近代の現象で、古代ギリシア人たちが味わって来た「神話」とは全く違います。ギリシア文学の原典に描かれた神話の世界は、残酷、エロティックでとても子供に与えられるようなものではありません。しかしそのような「神話」を、西洋文化は2500年以上にわたって受容し、絶えず作り変えながら、それぞれの時代の芸術を作って来ました。この講座では、ギリシア神話の本来の姿に始まって、今日の芸術におよぶ変化の様相を研究します。このことを学んで後、神話を読めば味わいがずっと深まるでしょう。
【講義概要】
第1回 5月13日(金) ゼウス(ジュピター)とアフロディテ(ヴィーナス)
神々のイメージ:その由来と変遷
第2回 5月27日(金) ペルセウスとアンドロメダ;英雄たちの世界
神々の子孫である英雄たちの冒険
第3回 6月10日(金) 叙事詩と悲劇
神話はギリシア文学の中でどのように表現されたか
第4回 6月24日(金) 彫刻と絵画
美術における神話の表現
第5回 7月 8日(金) 近代芸術とギリシア神話
ルネサンス以降、キリスト教芸術から現代芸術への影響
第6回 10月 7日(金) 神々と英雄;保護者としての神、敵としての神
オデッセウスの冒険:『オデュッセイア』分析
第7回 10月21日(金) 運命、悲劇。人生の意味
オイディプス王とその一族
第8回 11月 4日(金) 悪女の系譜;夫殺しと子殺し
『オレステイア』、『メデイア』
第9回 11月18日(金) 神と人との恋
『アフロディテ賛歌』
第10回 12月 2日(金) 喜劇とエロス:アリストパネスの世界
『女の平和』
ギリシア神話は、今日では子供のための面白い読み物だと思われています。私たちは親から与えられた昔話や童話の一つとしてそれを味わいますが、やがてそれらから「卒業」し、神々や英雄の名前は忘れられてしまいます。しかしこれは18世紀以降、西洋近代の現象で、古代ギリシア人たちが味わって来た「神話」とは全く違います。ギリシア文学の原典に描かれた神話の世界は、残酷、エロティックでとても子供に与えられるようなものではありません。しかしそのような「神話」を、西洋文化は2500年以上にわたって受容し、絶えず作り変えながら、それぞれの時代の芸術を作って来ました。この講座では、ギリシア神話の本来の姿に始まって、今日の芸術におよぶ変化の様相を研究します。このことを学んで後、神話を読めば味わいがずっと深まるでしょう。
【講義概要】
第1回 5月13日(金) ゼウス(ジュピター)とアフロディテ(ヴィーナス)
神々のイメージ:その由来と変遷
第2回 5月27日(金) ペルセウスとアンドロメダ;英雄たちの世界
神々の子孫である英雄たちの冒険
第3回 6月10日(金) 叙事詩と悲劇
神話はギリシア文学の中でどのように表現されたか
第4回 6月24日(金) 彫刻と絵画
美術における神話の表現
第5回 7月 8日(金) 近代芸術とギリシア神話
ルネサンス以降、キリスト教芸術から現代芸術への影響
第6回 10月 7日(金) 神々と英雄;保護者としての神、敵としての神
オデッセウスの冒険:『オデュッセイア』分析
第7回 10月21日(金) 運命、悲劇。人生の意味
オイディプス王とその一族
第8回 11月 4日(金) 悪女の系譜;夫殺しと子殺し
『オレステイア』、『メデイア』
第9回 11月18日(金) 神と人との恋
『アフロディテ賛歌』
第10回 12月 2日(金) 喜劇とエロス:アリストパネスの世界
『女の平和』
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 山田 恒人 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 専門は西洋演劇史、文芸学、芸術学、ギリシア・ローマ演劇とその後代への影響・古代の悲劇や喜劇が世界演劇の伝統の形成に、どのような効果を与えたかを研究している。著書『道化師像の変容』(『ヨーロッパ生と死の図像学』明治大学人文科学研究所2005)など。 |