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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-20 / 文学 / 学内講座コード:16120067

源氏物語を読み直す(13)―歴史・文化史・文学史から― 光源氏の六条院世界の栄華と憂愁―若菜上・下巻の世界

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月28日(木)、 5月12日(木)、 5月19日(木)、 5月26日(木)、 6月 2日(木)、 6月16日(木)、 6月23日(木)、 6月30日(木)、 7月 7日(木)、 7月14日(木)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
23,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
源氏物語の歴史的文化史的背景を確かめ、日本文学史のみならず中国の文学作品との関わりなども確認しつつ、源氏物語の深く多面的な魅力を発見したいと思います。今期は物語の質が大きく飛躍したと評価される、第二部の物語、若菜上・下巻を読んでいきます。六条院では光源氏の四十歳の賀宴に引き続き、その後も明石女御の皇子出産、蹴鞠、住吉神への御礼参り、女楽など慶事と華麗な行事が繰り広げられますが、それと裏腹に物語は柏木と女三の宮の密通、紫の上の危篤、六条御息所の死霊の出現という悲劇を語ります。そうした複雑な物語世界を丁寧に読んでいきます。

【講義概要】
第1回 4月28日(木) 明石女御、東宮の第一皇子を出産するー明石一門の盛栄ー(若菜上巻)

第2回 5月12日(木) 明石入道の消息と願文ー明石一門の盛栄ー(若菜上巻)

第3回 5月19日(木) 六条院の蹴鞠の遊びー柏木、女三の宮をかいま見る(若菜上巻)

第4回 5月26日(木) 柏木の恋煩いと玉鬘、鬚黒、式部卿の宮、蛍宮と真木柱のこと(若菜下巻)

第5回 6月 2日(木) 光源氏、願ほどきのために住吉に参詣するー紫の上、出家を願う(若菜下巻)

第6回 6月16日(木) 朱雀院五十賀の計画と女楽の催し(若菜下巻)

第7回 6月23日(木) 女楽の後宴ー源氏、夕霧と音楽について語る(若菜下巻)

第8回 6月30日(木) 源氏、紫の上にわが半生を語るー紫の上、病いに臥す(若菜下巻)

第9回 7月 7日(木) 柏木、女三の宮に密会する(若菜下巻)

第10回 7月14日(木) 紫の上、危篤、六条御息所の物の怪が現れる(若菜下巻)

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 日向 一雅
肩書き 元明治大学文学部教授
プロフィール 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
名前 高橋 麻織
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な論文に、「『源氏物語』冷泉朝始発における光源氏の政治構想―冷泉帝の元服と後宮政策から―」(『中古文学』第81号、2008年)、「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年)、「「帝の御妻をも過つたぐひ」―『源氏物語』から歴史物語へ」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡社、2012年)などがある。
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