講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-11 / 文学 / 学内講座コード:16120065
『遠野物語』を読む
- 開催日
- 4月19日(火)、 5月17日(火)、 6月 7日(火)、 6月21日(火)、 7月 5日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。初回と最終回は物語の全体像について講述し、それ以外の三回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。
【講義概要】
第1回 4月19日(火) 遠野の山の怪異―山の神・天狗・山男―
遠野の山の怪異の特徴を分析します。
第2回 5月17日(火) 魂の行方(84~88話)
魂の行方と題された話から、遠野における異界の近さを感じたいと思います。
第3回 6月 7日(火) 天狗(89~92話)
『遠野物語』に描かれた天狗について、山の神、山男と比較しながら考えてみたいと思います。
第4回 6月21日(火) 前兆(93~96話)
近い将来を予告する山の神や気がふれた男、そのような話から『物語』の神や異界について考えます。
第5回 7月 5日(火) ダンノハナとデンデラ
遠野の風土と異界往来について
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。初回と最終回は物語の全体像について講述し、それ以外の三回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。
【講義概要】
第1回 4月19日(火) 遠野の山の怪異―山の神・天狗・山男―
遠野の山の怪異の特徴を分析します。
第2回 5月17日(火) 魂の行方(84~88話)
魂の行方と題された話から、遠野における異界の近さを感じたいと思います。
第3回 6月 7日(火) 天狗(89~92話)
『遠野物語』に描かれた天狗について、山の神、山男と比較しながら考えてみたいと思います。
第4回 6月21日(火) 前兆(93~96話)
近い将来を予告する山の神や気がふれた男、そのような話から『物語』の神や異界について考えます。
第5回 7月 5日(火) ダンノハナとデンデラ
遠野の風土と異界往来について
備考
【教材】
レジュメ資料
柳田国男著『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年、520円+税)
※教材は各自購入願います。
レジュメ資料
柳田国男著『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年、520円+税)
※教材は各自購入願います。
講師陣
名前 | 永藤 靖 |
---|---|
肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 明治大学卒業。博士(文学)。著書に『古代日本文学と時間意識』(未来社)、『時間の思想』(教育社)、『中世日本文学と時間意識』(未来社)、『風土記の世界と日本の古代』(大和書房)、『古代説話の変容』(勉誠社)、『日本霊異記の新研究』(新典社)、『琉球神話と古代ヤマト文学』(三弥井書店)、『古代仏教説話の方法』(三弥井書店)、『日本神話と風土記の時空』(三弥井書店)など。 |
名前 | 堂野前 彰子 |
---|---|
肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「移動する神と人」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |
名前 | 立野 正裕 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。 著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)など。 |