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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-20 / 世界史 / 学内講座コード:16120021

隋唐帝国の社会と文化 ―中国の歴史8―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月28日(木)、 5月12日(木)、 5月26日(木)、 6月 9日(木)、 6月23日(木)、 7月 7日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時の世界で比肩するものはなく、そこに東アジア文化圏が成立しました。まだ未成熟であった日本は、この巨大な王朝と向き合い、国の基を整えました。隋唐国家はどう形成され、どのような歴史をたどったのでしょうか。体制や社会の仕組み、人々の暮らしや文化の様態は?そのような関心のもと、時代の内側に踏み込み、新たな時代像の構築を目指します。講義では図像(映像)や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めたいと思います。
今期は滅亡を迎える唐朝の最終コーナー、その動向を、政治や社会や宗教、また周辺民族などの諸面から取り上げ、そこから芽生える次代への可能性、「唐宋の変革」の意味も考えます。
機会があれば教室を飛び出し、歴史を生んだ現場に踏み出しましょう。具体的には講座の場で提案させていただきます。


【講義概要】
第1回 4月28日(木) 唐代後半期の政治動向の概観
今回は本講座で論じてきた唐代史の最終コーナーにあたる。唐末までの政治史を概観。

第2回 5月12日(木) 古文復興運動から新仏教 思想文化の唐宋変革
貴族文化の行き詰まりを打破する古文運動、その先に現れる哲学的新仏教への道を考える。

第3回 5月26日(木) 陸路シルクロードから海のシルクロードへ
9世紀に東西交流の重点が陸路から海路に重点が移行した。その実相と意味を考える。

第4回 6月 9日(木) 法門寺の歴史――中国の地下正倉院の世界
1987年発見の法門寺の地下文物は、唐代史を塗り替えた。その全容と意義を示す。

第5回 6月23日(木) 東北・渤海国と西南・南詔国の興亡と東アジア
東北と西南にあった国の興亡を通じて、唐を取り巻く東アジア国際関係の変質、解体を論ずる。

第6回 7月 7日(木) 唐末・黄巣の乱から唐滅亡への道
唐末の民衆諸反乱から黄巣の乱を論じ、唐がどう衰亡し解体していくかの流れをたどる。

備考

【教材】
レジュメ資料
参考文献:氣賀澤保規著『絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社・2005年・2,600円+税)

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、東アジア石刻文物研究所所長、東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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