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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-05-12 / 世界史 / 学内講座コード:16120020

石刻史料からみる中国史―北朝隋唐時代を中心に― 明大アジア史講座No.23

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月20日(金)、 5月27日(金)、 6月 3日(金)、 6月10日(金)、 6月17日(金)、 6月24日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
18,000円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国では古くから、帝王・偉人の功績や徳行への賞揚、死者への哀悼、宗教への信仰、あるいは家族の健康や天下泰平への祈りなど、様々な思いを石に刻む文化が発達しました。石碑・墓誌・造像銘・摩崖などいろいろなかたちで残されているそれらの石刻については、書道史的・美術史的な価値もさることながら、その記述内容の歴史学的な価値が特に注目されており、正史などの編纂史料とはまた違った角度から歴史の諸相を考察することができる史料として、中国史研究の各分野で利用されています。この講座では、近年新たな発見が相次いで報告されている北朝隋唐時代の石刻史料を紹介し、それらを用いた最新の研究成果についてわかりやすく解説します。石にとどめられた記録から歴史を読み解くおもしろさを味わいましょう。

【講義概要】
第1回 5月20日(金) 中国石刻史料概説
中国石刻史料の種類や特性、および研究上の意義について概説する。

第2回 5月27日(金) 石刻史料が映し出す北魏の実像
内蒙古?仙洞の石刻祝文などをもとに、編纂史料には描かれなかった北魏の一面を探る。

第3回 6月 3日(金) 北朝後期における政治と仏教―仏教石刻史料を中心に―
仏教石刻史料を中心に北朝後期における政治と仏教の関係について概説する。

第4回 6月10日(金) 墓誌からみる隋煬帝期の政治動向
煬帝側近の「宇文述墓誌」などをもとに隋煬帝期の政治動向や歴史像の形成に迫る。

第5回 6月17日(金) 北朝隋唐時代の造像銘からみた基層社会
在家仏教信徒組織が作製した石刻史料などから北朝隋唐時代の基層社会の実相を探る。

第6回 6月24日(金) 武周時代の仏教石刻史料が経験した近世・近代・現代
河北省に現存する「金輪石幢」を素材として、一石刻史料が辿った数奇な運命を解き明かす。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 梶山 智史
肩書き 明治大学文学部史学地理学科アジア史専攻専任助教
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。埼玉大学非常勤講師、東京大学史料編纂所特任研究員、明治大学・青山学院大学兼任講師を経て現職。
名前 会田 大輔
肩書き 日本学術振興会特別研究員(PD)、明治大学文学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員(DC)、明治大学文学部専任助手、埼玉大学非常勤講師、国士舘大学非常勤講師等を経て現職。
名前 石野 智大
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。2010年~2012年に中国清華大学に留学。明治大学文学部助手等を経て現在に至る。専門は中国隋唐時代の社会・制度史。近年の論文に、「隋代郷里制下の里長について―「秘丹墓誌」を中心に―」(『東方学』第128輯、2014年)、「唐代前期村落制度構造の再検討」(『唐代史研究』第17号、2014年)などがある。
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