講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-23 / 文学 / 学内講座コード:15220057
源氏物語を読み直す(12)―歴史・文化史・文学史からー 梅枝巻から若菜上巻へ―准太上天皇光源氏の栄華・朱雀院と女三の宮と紫の上―
- 開催日
- 10月 1日(木)、10月 8日(木)、10月15日(木)、10月22日(木)、11月 5日(木)、11月12日(木)、11月19日(木)、11月26日(木)、12月 3日(木)、12月10日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の歴史的文化史的背景をたしかめ、日本文学史のみならず中国の文学作品とのかかわりを確認し、源氏物語の深く多面的な魅力を発見したいと思います。今期は物語が第一部から第二部へ転換するところを読みます。物語の質が大きく飛躍したと評価されているところです。明石姫君の入内を準備する源氏は薫物合(たきものあわせ)を行い、草子(そうし)の制作をしますが、そこには貴族文化の精華が示されます。さらに源氏は准太上天皇という異例の身分に昇進しますが、新しく女三の宮という高貴な内親王を妻に迎えたために、紫の上との夫婦関係が危機的になります。区切りのよいところですので、源氏物語に関心のある方は気軽にご参加ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(木) 明石姫君の裳着(もぎ)ー六条院の薫物合(たきものあわせ)(梅枝巻)
第2回 10月 8日(木) 明石姫君の入内(じゅだい)の準備ー草子の制作(梅枝巻)
第3回 10月15日(木) 夕霧、雲居の雁と結婚するー光源氏家の栄華(藤裏葉巻)
第4回 10月22日(木) 光源氏、准太上天皇になるー冷泉帝と朱雀院が六条院に行幸する(藤裏葉巻)
第5回 11月 5日(木) 朱雀院、出家を志し、女三の宮の婿選びに苦慮する(若菜上巻)
第6回 11月12日(木) 女三の宮の裳着ー光源氏、女三の宮との結婚を承諾する(若菜上巻)
第7回 11月19日(木) 玉鬘、光源氏の四十の賀を祝うー女三の宮、六条院に降嫁する(若菜上巻)
第8回 11月26日(木) 新婚三日夜の儀式ー光源氏の失望と紫の上の苦悩(若菜上巻)
第9回 12月 3日(木) 光源氏、朧月夜を訪ねる(若菜上巻)
第10回 12月10日(木) 紫の上、女三の宮に対面するー紫の上と夕霧、光源氏の四十の賀を祝う(若菜上巻)
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の歴史的文化史的背景をたしかめ、日本文学史のみならず中国の文学作品とのかかわりを確認し、源氏物語の深く多面的な魅力を発見したいと思います。今期は物語が第一部から第二部へ転換するところを読みます。物語の質が大きく飛躍したと評価されているところです。明石姫君の入内を準備する源氏は薫物合(たきものあわせ)を行い、草子(そうし)の制作をしますが、そこには貴族文化の精華が示されます。さらに源氏は准太上天皇という異例の身分に昇進しますが、新しく女三の宮という高貴な内親王を妻に迎えたために、紫の上との夫婦関係が危機的になります。区切りのよいところですので、源氏物語に関心のある方は気軽にご参加ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(木) 明石姫君の裳着(もぎ)ー六条院の薫物合(たきものあわせ)(梅枝巻)
第2回 10月 8日(木) 明石姫君の入内(じゅだい)の準備ー草子の制作(梅枝巻)
第3回 10月15日(木) 夕霧、雲居の雁と結婚するー光源氏家の栄華(藤裏葉巻)
第4回 10月22日(木) 光源氏、准太上天皇になるー冷泉帝と朱雀院が六条院に行幸する(藤裏葉巻)
第5回 11月 5日(木) 朱雀院、出家を志し、女三の宮の婿選びに苦慮する(若菜上巻)
第6回 11月12日(木) 女三の宮の裳着ー光源氏、女三の宮との結婚を承諾する(若菜上巻)
第7回 11月19日(木) 玉鬘、光源氏の四十の賀を祝うー女三の宮、六条院に降嫁する(若菜上巻)
第8回 11月26日(木) 新婚三日夜の儀式ー光源氏の失望と紫の上の苦悩(若菜上巻)
第9回 12月 3日(木) 光源氏、朧月夜を訪ねる(若菜上巻)
第10回 12月10日(木) 紫の上、女三の宮に対面するー紫の上と夕霧、光源氏の四十の賀を祝う(若菜上巻)
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 日向 一雅 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。 |
名前 | 高橋 麻織 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な論文に、「『源氏物語』冷泉朝始発における光源氏の政治構想―冷泉帝の元服と後宮政策から―」(『中古文学』第81号、2008年)、「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年)、「「帝の御妻をも過つたぐひ」―『源氏物語』から歴史物語へ」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡社、2012年)などがある。 |