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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-09-28 / 文学 / 学内講座コード:15220055

『遠野物語』を読む

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 6日(火)、10月20日(火)、11月17日(火)、12月 1日(火)、12月15日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
11,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。初回と最終回は物語の全体像について講述し、それ以外の三回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。

【講義概要】
第1回 10月 6日(火) 遠野の水と女
入水していく女の話と『播磨国風土記』の同様の話を比較します。

第2回 10月20日(火) オシラサマとその起源伝承(69~71話)
遠野に信仰されているオシラサマ。その起源伝承を取り上げます。

第3回 11月17日(火) オクナイサマと長者伝承(72~76話)
長者屋敷伝承を中心に、遠野物語の「山」と「里」について考えます。

第4回 12月 1日(火) まぼろし(77~83話)
家の中でみる死体のまぼろしは、異界との近さを物語っています。

第5回 12月15日(火) 『遠野物語』と性
夜這いの性風俗を語る。

備考

【教材】
柳田国男著『新版 遠野物語』(角川学芸出版・2004 年・514 円(税込)
※教材は各自購入願います。

講師陣

名前 永藤 靖
肩書き 元明治大学文学部教授
プロフィール 明治大学卒業。博士(文学)。著書に『古代日本文学と時間意識』(未来社)、『時間の思想』(教育社)、『中世日本文学と時間意識』(未来社)、『風土記の世界と日本の古代』(大和書房)、『古代説話の変容』(勉誠社)、『日本霊異記の新研究』(新典社)、『琉球神話と古代ヤマト文学』(三弥井書店)、『古代仏教説話の方法』(三弥井書店)、『日本神話と風土記の時空』(三弥井書店)など。
名前 堂野前 彰子
肩書き 明治大学経営学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「移動する神と人」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。
名前 立野 正裕
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。
著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)など。
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