講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-15 / 文学 / 学内講座コード:15120071
源氏物語を読み直す(11)―歴史・文化史・文学史から― 太政大臣光源氏の権勢と雅びと愛(3)―常夏・篝火・野分・行幸・藤袴巻―
- 開催日
- 4月23日(木)、 4月30日(木)、 5月 7日(木)、 5月14日(木)、 5月21日(木)、 5月28日(木)、 6月11日(木)、 6月18日(木)、 6月25日(木)、 7月 2日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の歴史的文化史的背景をたしかめ、日本や中国の文学作品との関わりを確認し、源氏物語の世界への理解を深め、多面的な物語の面白さを発見したいと思います。今期は玉鬘十帖の物語の後半、光源氏と玉鬘の恋のあやにくな成り行き、光源氏と内大臣との対立、新登場の異色のヒロイン近江の君の物語を読んでゆきます。
【講義概要】
第1回 4月23日(木) 六条院の釣殿の納涼―光源氏の風流と恋(常夏巻)
第2回 4月30日(木) 光源氏、玉鬘への恋に苦慮する―源氏と内大臣との対立(常夏巻)
第3回 5月 7日(木) 近江の君の物語―「おこ」物語の系譜(常夏巻)
第4回 5月14日(木) 野分の吹き荒れる六条院―夕霧、紫上をかいま見て心を奪われる(野分巻)
第5回 5月21日(木) 夕霧、光源氏と玉鬘の寄り添う姿に驚く(野分巻)
第6回 5月28日(木) 冷泉帝、大原野に行幸する―玉鬘、帝を見て心を奪われる(行幸巻)
第7回 6月11日(木) 玉鬘の裳着(1)―内大臣、源氏と玉鬘の仲を疑う(行幸巻)
第8回 6月18日(木) 玉鬘の裳着(2)―末摘花と近江の君の「おこ」物語の展開(行幸巻)
第9回 6月25日(木) 玉鬘、尚侍(ないしのかみ)になる(1)―夕霧、源氏に疑惑を問いただす(藤袴巻)
第10回 7月 2日(木) 玉鬘、尚侍になる(2)―鬚黒、蛍兵部卿宮の焦慮(藤袴巻)
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の歴史的文化史的背景をたしかめ、日本や中国の文学作品との関わりを確認し、源氏物語の世界への理解を深め、多面的な物語の面白さを発見したいと思います。今期は玉鬘十帖の物語の後半、光源氏と玉鬘の恋のあやにくな成り行き、光源氏と内大臣との対立、新登場の異色のヒロイン近江の君の物語を読んでゆきます。
【講義概要】
第1回 4月23日(木) 六条院の釣殿の納涼―光源氏の風流と恋(常夏巻)
第2回 4月30日(木) 光源氏、玉鬘への恋に苦慮する―源氏と内大臣との対立(常夏巻)
第3回 5月 7日(木) 近江の君の物語―「おこ」物語の系譜(常夏巻)
第4回 5月14日(木) 野分の吹き荒れる六条院―夕霧、紫上をかいま見て心を奪われる(野分巻)
第5回 5月21日(木) 夕霧、光源氏と玉鬘の寄り添う姿に驚く(野分巻)
第6回 5月28日(木) 冷泉帝、大原野に行幸する―玉鬘、帝を見て心を奪われる(行幸巻)
第7回 6月11日(木) 玉鬘の裳着(1)―内大臣、源氏と玉鬘の仲を疑う(行幸巻)
第8回 6月18日(木) 玉鬘の裳着(2)―末摘花と近江の君の「おこ」物語の展開(行幸巻)
第9回 6月25日(木) 玉鬘、尚侍(ないしのかみ)になる(1)―夕霧、源氏に疑惑を問いただす(藤袴巻)
第10回 7月 2日(木) 玉鬘、尚侍になる(2)―鬚黒、蛍兵部卿宮の焦慮(藤袴巻)
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 日向 一雅 |
---|---|
肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。 |
名前 | 高橋 麻織 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な論文に、「『源氏物語』冷泉朝始発における光源氏の政治構想―冷泉帝の元服と後宮政策から―」(『中古文学』第81号、2008年)、「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年)、「「帝の御妻をも過つたぐひ」―『源氏物語』から歴史物語へ」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡社、2012年)などがある。 |