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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-13 / 文学 / 学内講座コード:15120069

『遠野物語』を読む

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月21日(火)、 5月19日(火)、 6月 2日(火)、 6月16日(火)、 7月 7日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
11,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。初回と最終回は物語の全体像について講述し、それ以外の三回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。

【講義概要】
第1回 4月21日(火) 遠野物語の動物たち―鮭と狼を中心に

第2回 5月19日(火) 猟師の生活とそのおこり(60~62話)―遠野の猟師の間には、山の魔物から身を守るため、黄金の玉やサンヅ縄など狩の秘術が伝えられていました。

第3回 6月 2日(火) マヨヒガ伝承と沈黙交易(63~64話)―隠れ里ともいうべきマヨヒガ伝承、遠野に伝わるマヨヒガ伝承から、沈黙交易について考えてみたいと思います。

第4回 6月16日(火) 貞任伝承(65~68話)―貞任伝承の背後に「蝦夷」の姿を見出すことから、『物語』に語られる「大同」の謎にせまります。

第5回 7月 7日(火) 河童伝説を求めて―遠野を中心に

備考

【教材】
レジュメ資料
新版『遠野物語』角川ソフィア文庫 500円
※書籍は各自で用意ください。

講師陣

名前 永藤 靖
肩書き 元明治大学文学部教授
プロフィール 明治大学卒業。博士(文学)。著書に『古代日本文学と時間意識』(未来社)、『時間の思想』(教育社)、『中世日本文学と時間意識』(未来社)、『風土記の世界と日本の古代』(大和書房)、『古代説話の変容』(勉誠社)、『日本霊異記の新研究』(新典社)、『琉球神話と古代ヤマト文学』(三弥井書店)、『古代仏教説話の方法』(三弥井書店)、『日本神話と風土記の時空』(三弥井書店)など。
名前 堂野前 彰子
肩書き 明治大学兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。主な論文に「遠野のはじめの物語」、『神話としての「一夜孕み」』、「移動する神と人」、「境界を越えていく女」、「『古事記』と交易の道」、「『遺老説伝』と貨幣」などがある。
名前 立野 正裕
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。
著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)など。
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