講座詳細情報
申し込み締切日:2015-05-22 / 文学 / 学内講座コード:15120018
新・村で語る日本の歴史
- 開催日
- 5月30日(土)、 6月 6日(土)、 6月13日(土)、 6月20日(土)、 6月27日(土)、 7月 4日(土)、 7月11日(土)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 21,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
かつて日本村落史研究者の木村礎氏は、村の問題こそが日本歴史の基礎を通底しており、その歴史性は現代社会を全体として規定している、との認識を示し、庶民生活の場としての村の歴史を一貫して描くことを試みました。その成果が『村の語る日本の歴史』です。我々は中央の政治を中心とした歴史の大筋についてはよく知っています。しかし「村を作り、村の中に生きた庶民が、日々の暮らしの中で何を考え、どのような生活を営んでいたのか」については、実のところ、あまりよく分かってはいないのではないでしょうか。そこで、この講座では木村氏の前掲著書に学び、「村」に視点を定め、村をめぐる問題について考えていきたいと思います。初回に「村とは何か」に解説を加え、以降は講師それぞれの関心に基づき具体例を示しながら話を進めていく予定です。
【講義概要】
第1回 5月30日(土) イントロダクション
日本のムラ・むら・村
第2回 6月 6日(土) 下総国府をめぐるムラ
第3回 6月13日(土) 古代東国の兵乱と村
平将門の乱を中心に
第4回 6月20日(土) 中世東国の村落景観
開発と経営
第5回 6月27日(土) 中世東国の村からみた戦争
第6回 7月 4日(土) 景観から読み解く江戸時代
の村
第7回 7月11日(土) 江戸時代の村と庶民
茨城県西の古文書を中心に
かつて日本村落史研究者の木村礎氏は、村の問題こそが日本歴史の基礎を通底しており、その歴史性は現代社会を全体として規定している、との認識を示し、庶民生活の場としての村の歴史を一貫して描くことを試みました。その成果が『村の語る日本の歴史』です。我々は中央の政治を中心とした歴史の大筋についてはよく知っています。しかし「村を作り、村の中に生きた庶民が、日々の暮らしの中で何を考え、どのような生活を営んでいたのか」については、実のところ、あまりよく分かってはいないのではないでしょうか。そこで、この講座では木村氏の前掲著書に学び、「村」に視点を定め、村をめぐる問題について考えていきたいと思います。初回に「村とは何か」に解説を加え、以降は講師それぞれの関心に基づき具体例を示しながら話を進めていく予定です。
【講義概要】
第1回 5月30日(土) イントロダクション
日本のムラ・むら・村
第2回 6月 6日(土) 下総国府をめぐるムラ
第3回 6月13日(土) 古代東国の兵乱と村
平将門の乱を中心に
第4回 6月20日(土) 中世東国の村落景観
開発と経営
第5回 6月27日(土) 中世東国の村からみた戦争
第6回 7月 4日(土) 景観から読み解く江戸時代
の村
第7回 7月11日(土) 江戸時代の村と庶民
茨城県西の古文書を中心に
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 吉田 優 |
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肩書き | 明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 1949年福島県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は日本村落史・地域博物館学。主要論文に「村絵図にみる村落景観の変貌」(『村落生活の史的研究』)、「歴史系地方博物館の自立について」(『全博協紀要』第10号)、共著書に『町史 五霞の生活史 地誌』などがある。 |
名前 | 駒見 和夫 |
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肩書き | 和洋女子大学人文学群教授、学生部長 |
プロフィール | 専門は歴史考古学・博物館教育。主要著書に『幻の国府を掘る 東国の歩みから』(雄山閣出版)、『博物館教育の原理と活動』(学文社)、主要論文に「下総国府と大嶋郷」(『東京低地と古代大嶋郷』)などがある。 |
名前 | 小野 真嗣 |
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肩書き | 大妻女子大学・明治学院大学非常勤講師 |
プロフィール | 専門は日本中世政治史。主要論文に「初期軍記と高望流平氏の奥羽進出」(『古代学研究所紀要』第14号)、「後三年合戦と源義光-河内源氏の東国進出を中心として-」(『駿台史学』第146号)、共著書に『町史 五霞の生活史 水と五霞』などがある。 |
名前 | 築地 貴久 |
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肩書き | 八王子市市史編集専門部会中世部会専門調査員 |
プロフィール | 専門は日本中世政治史。最近は中央政治の流れのなかに地域社会の動向を組み込むことを試みている。主要論文に「キカイガシマのキ音の用字をめぐる二、三の問題―『漂到流球国記』・『宝物集』・『平家物語』の検討を中心に―」(『軍記と語り物』第49号)、「鎌倉幕府追加法三二四条制定の背景―災害の影響の視点から―」(『中世荘園の基層』)、共著書に『町史 五霞の生活史 地誌』などがある。 |
名前 | 徳永 裕之 |
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肩書き | 専修大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 専門は日本中世史。なかでも地域社会と人々の生活の関わりに関心を持つ。主要論文に「室町期の守護使節と使者-東寺領矢野荘を事例として-」(『人民の歴史学再』194号)、「天正十八年の豊臣方禁制と避難所伝承」(『八王子市史研究』第2号)、「室町期荘園の基層―備中国新見荘における三職層の動向をめぐって―」(『中世荘園の基層』)などがある。 |
名前 | 森 朋久 |
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肩書き | 明治大学兼任講師 |
プロフィール | 専門は日本村落史・日本近世藩政史・博物館情報学。主要論文に「五霞にみる領域支配と耕地―赤堀川南岸現茨城県猿島郡五霞町域を事例として―」(『駿台史学』第147号)、「ICT社会を踏まえた日本近世文書の整序と分類―XML文書に基づく文書目録作成の試み―」(『博物館学雑誌』第39巻第1号)、著書に『近世中後期藩財務役人の研究』、共著書に『木村礎研究』などがある。 |