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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-17 / 世界史 / 学内講座コード:14220037

明大アジア史講座No.20 隋唐帝国の社会と文化 ―中国の歴史5―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月25日(木)、10月16日(木)、10月30日(木)、11月13日(木)、11月27日(木)、12月11日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時の世界においても比肩するものはなく、そこに東アジア文化圏が成立しました。日本は遣隋使や遣唐使を通じてこの巨大な国家と向き合い、国の基を整えました。隋唐国家はどう形成され、どのような歴史をたどったのでしょうか。体制や社会の仕組み、人々の暮らしや文化の様態は?そのような関心のもと、時代の内側に踏み込み、新たな時代像の構築を目指します。授業では図像(映像)や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めたいと思います。今期は唐の体制を根底から変え、東アジア・北アジアの動向の大きな転機となり、日本にも影響をおよぼした8世紀半ばの安禄山の登場、安史の乱(756-763)を中心に論じます。

【講義概要】
第1回 9月25日(木) 玄宗の治世後半期(天宝年間)の政治状況:
宰相李林甫の下で進む政治の弛緩と社会矛盾の蓄積に焦点

第2回 10月16日(木) 安禄山と楊貴妃:
一介の雑胡(胡人混血児)から身を起こし、節度使(藩鎮)までのぼりつめた禄山、そこに深く関わった楊貴妃。二人の関係から時代を読み解く

第3回 10月30日(木) 唐朝の西域(シルクロード)経営とタラス河畔の戦い(751年)の背景:
製紙技術の西方伝来の裏側から

第4回 11月13日(木) 安史の乱の勃発と展開:
755年の乱勃発から洛陽・長安の陥落、玄宗の四川逃亡と楊貴妃の死、ウイグル登場など

第5回 11月27日(木) 安史の乱の滅亡から「河朔の旧事(河北三鎮成立)」へ:
あわせて乱が残したアジア史的意義をめぐって

第6回 12月11日(木) 安史の乱の渦中を生きた顔真卿:
政治家にして書家で知られた剛直の士人の生き様をその書とともに考える

備考

【教材】
参考文献:氣賀澤著『絢爛たる世界帝国隋唐時代』(講談社2,600円)
※教材は各自で用意ください。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 明治大学文学部教授(アジア史専攻)
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。本講座で隋唐時代の魅力にあふれた歴史像に迫りたい。
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