大学公開講座のセカンドアカデミー

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【講座趣旨】
先祖代々から譲り受けた財産、一代で築き上げた財産、その成り立ちは様々であっても、その大切な財産が、相続人間の紛争を招き、遺された親子間や兄弟姉妹の関係を断絶させる原因となるのは避けたいものです。遺言書は、人生の集大成として作成する自分史であると共に、相続人間の平和を守り、相続人のその後の生活を保障する大切な約束状でもあります。しかし、遺留分の問題を含め、もう少しの配慮が不足したために、紛争を招いてしまうケースが少なくありません。当講座では、基本的な法律と多くの事例を学ぶことにより、家族や社会にとってより良い相続は何かを、考えていきます。

【講義概要】
第1回 4月17日(木) 相続・贈与の基礎知識(法定相続人・法定相続分・遺留分)
(1)法定相続人と相続人
(2)実子と養子
(3)嫡出子と非嫡出子(最近の判例)
(4)名義預金

第2回 4月24日(木) 相続対策(遺言書の作成と生前贈与)・偏った遺言は争いを招く
(1)公正証書遺言と自筆証書遺言
(2)相続放棄と遺留分放棄
(3)遺言執行者の重要性
(4)生前贈与

第3回 5月 8日(木) 相続開始後の手続き(遺産分割協議・調停・審判)
(1)法定相続人探し
(2)婚外子がいた場合
(3)分割協議不成立→家庭裁判所への申し立て
(4)土地の評価

第4回 5月15日(木) 相続税・贈与税の計算(10か月以内の申告)
(1)相続財産
(2)未分割の場合の申告
(3)相続時精算課税贈与と暦年贈与
(4)土地の評価II

第5回 5月22日(木) 相続対策と相続税対策(自分自身の幸せと家族の絆)
(1)相続税・贈与税の改正
(2)その他の財産の評価
(3)相続対策の落とし穴
(4)転ばぬ先の杖の遺言

名前	横須賀 啓子
肩書き	千葉県税理士会理事
プロフィール	明治大学商学部卒業。 税理士、行政書士、宅地建物取引主任、租税訴訟補佐人、登録政治資金監査人、地方公共団体外部監査人、会計参与の資格を持つ。千葉県生涯大学、税理士会、法人会、商工会議所等で講師を務める。