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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-09-25 / 世界史 / 学内講座コード:13220020

隋唐帝国の社会と文化 ー中国の歴史3ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 3日、10月17日、10月31日、11月14日、11月28日、12月12日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

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【講座趣旨】
数千年におよぶ中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時の世界において国力や文化力でこれに比肩するものはなく、いわば世界の頂点に立った時代であり、そこに東アジア文化圏が成立しました。日本はそのなかで遣隋使や遣唐使を通じて大陸文化を摂取し、国の基と国家の形を整えました。
では、隋唐国家はどのように形成され、どのような歴史をたどったのでしょうか。体制や社会の仕組み、人々の暮らしや文化の様態などはどうなっていたでしょうか。そのような関心のもと、様々な角度から時代の内側に踏み込み、新たな時代像の構築を目指します。
授業では図像(映像)や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めたいと思います。今期は7世紀後半から8世紀に初めの政治動向、東アジア情勢を取り上げます。

【講義概要】
第1回 10月 3日(木) 唐太宗の後継者問題と三代目高宗の即位
太宗は後継者問題で失敗し、八男の李治が後を継ぐ。その後継争いと代替わりをめぐる緊迫した状況を解きほぐし、
そこにひそむ唐室の本質を考える。

第2回 10月17日(木) 則天武后の権力奪取――皇后への道
武后は太宗の後宮から高宗の皇后になった。彼女の出自としたたかな生き方、感業寺出家説への疑問、秘めた壮大な計算とその資質。新武后像に迫る。

第3回 10月31日(木) 朝鮮三国と唐と倭(日本) 660年代の衝撃
660年代は東アジアに大きな衝撃が走った時代であった。その様相を、新発見「袮軍(でいぐん)墓誌」と重ねて考察し、あわせて国号「日本」成立問題に踏み込む。

第4回 11月14日(木) 三蔵法師玄奘のインド求法旅と中国仏教への貢献
玄奘(602-664)は中国仏教史上最大の仏教者である。彼の生い立ちやインド求法の旅を追いかけ、その新訳
仏典の業績や歴史的貢献を明らかにする。

第5回 11月28日(木) 則天皇帝の政治の光と陰
680年代、武后は女帝を目指して全力を傾け、武周革命を断行し、政治の中心に立った(690年-705年)。その権力に至る道程と政治の実相と意義を考える。

第6回 12月12日(木) 「武韋の禍」から玄宗の即位へ
武后のあとも中宗の后韋氏が権力を握り、「武韋の禍」とよばれる。これら女たちの時代を招来した背景や時代のメッセージを読み解き、蓄積された諸矛盾に目を向ける。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 明治大学文学部教授(アジア史専攻)
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。本講座で隋唐時代の魅力にあふれた歴史像に迫りたい。
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