講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-09 / 文学 / 学内講座コード:13120042
日本中世の古文書を読む ―人々とその時代―
- 開催日
- 4月17日(水)、 4月24日(水)、 5月15日(水)、 6月19日(水)、 7月17日(水)、 9月18日(水)、 9月25日(水)、10月23日(水)、11月20日(水)、12月18日(水)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
この講座では、中世の古文書を読解しながら、そこにあらわれる人々が何を思い、何を求めていたのか、そしてそれらの人々が生きていた社会と時代の様相をも考えるという課題に取り組んできました。本年も同様に、豊かな中世の文書群のなかから選りすぐった文書を取り上げて、一緒に読んでゆきたいと思います。
また新しい試みとして、古文書の紙そのものに注目し、中世ではどんな紙が作られ、流布し、使われていたのかを考える講義を設けます。科学的な手法も用いながら、文字が書かれた紙の種類や性質の解明に取り組んでみようと思います。
【講義概要】
第1回 4月17日(水) 院政期の領主と社会
第2回 4月24日(水) 鎌倉時代の領主と社会
第3回 5月15日(水) 鎌倉時代の農民と社会
第4回 6月19日(水) 室町時代の在地領主の古文書
第5回 7月17日(水) 戦国時代の惣村の古文書
第6回 9月18日(水) 中世の書状と証文(1)
第7回 9月25日(水) 中世の書状と証文(2)
第8回 10月23日(水) 中世百姓の古文書
第9回 11月20日(水) 古文書の中にみる中世の紙
第10回 12月18日(水) 古文書の紙の分析
この講座では、中世の古文書を読解しながら、そこにあらわれる人々が何を思い、何を求めていたのか、そしてそれらの人々が生きていた社会と時代の様相をも考えるという課題に取り組んできました。本年も同様に、豊かな中世の文書群のなかから選りすぐった文書を取り上げて、一緒に読んでゆきたいと思います。
また新しい試みとして、古文書の紙そのものに注目し、中世ではどんな紙が作られ、流布し、使われていたのかを考える講義を設けます。科学的な手法も用いながら、文字が書かれた紙の種類や性質の解明に取り組んでみようと思います。
【講義概要】
第1回 4月17日(水) 院政期の領主と社会
第2回 4月24日(水) 鎌倉時代の領主と社会
第3回 5月15日(水) 鎌倉時代の農民と社会
第4回 6月19日(水) 室町時代の在地領主の古文書
第5回 7月17日(水) 戦国時代の惣村の古文書
第6回 9月18日(水) 中世の書状と証文(1)
第7回 9月25日(水) 中世の書状と証文(2)
第8回 10月23日(水) 中世百姓の古文書
第9回 11月20日(水) 古文書の中にみる中世の紙
第10回 12月18日(水) 古文書の紙の分析
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 守田 逸人 |
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肩書き | 東京大学史料編纂所特任研究員 |
プロフィール | 2007年早稲田大学文学学術院博士後期課程修了。博士(文学)。東京大学史料編纂所にて荘園絵図史料の編纂に携わる他、東京学芸大学・獨協大学などで、日本中世史・古文書学・文化財保存学関係の講義を担当。専門は、古代・中世土地制度史など。主要著作は『日本中世社会成立史論』(校倉書房)。 |
名前 | 湯浅 治久 |
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肩書き | 専修大学文学部教授 |
プロフィール | 1960年生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。博士(史学)。市川歴史博物館学芸員を経て2013年より現職。領主・民衆・宗教の視座から日本中世の地域社会の解明に取り組む。主要著作:『中世後期の地域と在地領主』(吉川弘文館)、『中世東国の地域社会史』(岩田書院)、『戦国仏教』(中央公論新社)、『蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡』(吉川弘文館)等。 |
名前 | 鎌倉 佐保 |
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肩書き | 首都大学東京 都市教養学部准教授 |
プロフィール | 1999年明治大学文学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。明治大学兼任講師、東京大学史料編纂所特任研究員等を経て、2012年より現職。専門は荘園制研究、史料研究。著書は『日本中世荘園制成立史論』(塙書房)、『中世東国の世界1北関東』(共著、高志書院)等。 |
名前 | 高橋 敏子 |
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肩書き | 東京大学史料編纂所准教授 |
プロフィール | 1982年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。東京大学史料編纂所で、京都東寺に伝来した「東寺百合文書」の編纂を担当。専門は史料研究・荘園研究。主要論文は、「中世の荘園と村落」(近藤成一編「日本の時代史」9、吉川弘文館)、「「東寺長者補任」の類型とその性格」(東寺文書研究会編『東寺文書と諸相』思文閣出版)等。 |
名前 | 高島 晶彦 |
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肩書き | 東京大学史料編纂所技術専門職員 |
プロフィール | 1997年立正大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。岡墨光堂を経て、99年東京大学史料編纂所技術官として入所し、2007年より現職。原本史料・影写本・模写の修理・表装を担当。2000年より非破壊による古文書料紙の分析・研究に従事。主要論文は「表装技術から絵図を見直す」(『歴史学研究』841)、「中世大徳寺文書に見る和紙の表裏と書状の関係」(『日本史研究』579)、「「小寺家文書」「金子家文書」の修復から」(『東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信』51)等。 |
名前 | 福田 榮次郎 |
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肩書き | コーディネータ・明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1928年生まれ。明治大学大学院博士課程修了。東京大学史料編纂所助手を経て明治大学文学部で日本中世史を担当する。専門は日本中世史、日本古文書学。編著書は『新訂中世史料採訪記』(ぺりかん社)。『近江大原觀音寺文書』(続群書類従完成会)等々。 |