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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-05-17 / 文学 / 学内講座コード:13160002

聖地・熊野-先人たちの祈りと再生- 明治大学・和歌山県観光連盟連携講座

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月25日(土)、 6月 8日(土)、 6月29日(土)、 7月13日(土)、 7月27日(土)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
7,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
古より神々の住む地とされた聖地「熊野」は、自然信仰を原点とし日本人の精神文化に大きな影響を与えてきました。長く険しい山々を縫う熊野古道・熊野三山へと結ぶ道のりを、人々は「現世と来世の救い」を祈りながら歩き、熊野は懐の深さですべてを受け入れました。現在でも、壮大な自然と神秘性を保持したまま、1200年以上にわたり永続的に残され、「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界文化遺産に認定されています。
この講座では、熊野に伝わる伝説や歴史を学び、その魅力から現在社会における人生のあり方を改めて感じるヒントにしていただきたいと思います。

【講義概要】
第1回 5月25日(土) 熊野の聖地をめざした人びと~古代から近代まで~
古代以来、法皇をはじめ多くの人々が様々な思いを抱いて、熊野を目指し「旅」に出た。艱難に富んだ道中であったればこそ、熊野の地に立った時の感動は大きかった。先人たちの思いを追体験する。

第2回 6月 8日(土) 釣鐘物語
鐘で名高い寺は多い。しかし「鐘を無くした寺」として知られるのは道成寺だけだろう。『道成寺縁起』絵巻の絵解きを実演し、道成寺の釣鐘がたどった数奇な歴史と、道成寺物と呼ばれる古典芸能を映像で紹介する。

第3回 6月29日(土) 世界遺産「熊野」の景観を紐解く~文化的景観と多様性を探る~
高野・熊野・吉野大峰の三つの霊場とそこに繋がる参詣道が世界遺産に登録され、紀伊半島を舞台にした壮大な信仰の文化は、いかに発生し成長し展開しているのか。世界遺産としての価値を多様性と文化的景観の視点で探る。

第4回 7月13日(土) 起死回生 説経節・小栗判官
口承芸能「小栗判官と照手姫」物語。信不信を選ばず浄不浄を嫌わず、魂の浄化・再生・救済の聖地を舞台に、ラブストーリーでありながらも九死に一生、死から生への物語を通し熊野の持つ魅力をより深めてみたい。

第5回 7月27日(土) 熊野参詣曼荼羅の世界を絵解く
戦国時代から庶民に絵解きをしながら熊野信仰の布教と勧進を展開した熊野比丘尼。熊野をこよなく愛する師が熊野比丘尼に扮し「曼荼羅」をキーワードに絵解きの世界へと誘う。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 林 雅彦
肩書き 明治大学法学部教授・同大学院教養デザイン研究科担当
プロフィール 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。現在説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員。新宮市市政功労者。
名前 山本 殖生
肩書き 熊野三山協議会幹事
プロフィール 1949年生れ。新宮市文化財担当学芸員として、長年熊野信仰の調査研究に携わり、現在も熊野三山協議会幹事、熊野歴史研究会事務局長、日本山岳修験学会理事、国際熊野学会常任委員などの要職を兼ね、精力的に講演や執筆活動をこなす。
名前 速水 盛康
肩書き 新宮市熊野学研究委員
プロフィール 1957年生まれ。
1982年中学校教員に採用。2005年和歌山県教育庁涯学習局
文化遺産課主任、和歌山県世界遺産センター勤務。
その間、世界遺産の普遍的価値、保存のあり方について各地で
積極的な発信(講演)活動を行う。熊野学にも携わり、現在、新宮
市立緑丘中学校校長
名前 小野 俊成
肩書き 道成寺住職
プロフィール 1962年生まれ。
広島大学大学院文学修士。道成寺で毎年3000回以上行われて
いる絵解きのうち、1000回以上を担当。絵解き歴25年。
国立能楽堂、ワシントン・ナショナルギャラリー(英語)等でも絵解き
を実演。2012年住職就任。
名前 安井 理夫
肩書き 小栗フォーラム会員 湯峰小栗会会長
プロフィール 熊野本宮語り部の会会員
1935年生まれ。
1991年全国の仲間と「小栗フォーラム」を立上げ「小栗判官物語」
の研究に取り組む。その間、全国の小栗判官物語ゆかりの地を歩き、
「小栗サミット」の開催も13回を数える。文化継承に努め、「小栗判官
物語」を伝え残す活動を日々続けている。
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