講座詳細情報
申し込み締切日:2013-05-17 / 文学 / 学内講座コード:13120062
テレビCMとその時代 -CM制作の現場から-
- 開催日
- 5月25日(土)、 6月 8日(土)、 6月22日(土)、 7月 6日(土)、 7月20日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
テレビやラジオといったマス・メディアを媒体とした広告の歴史が始まって約半世紀、CMは現在では私たちの日常生活にとけ込み、あたりまえのように存在するものとなっています。1963年(昭和38年)に白黒テレビの普及率は約90%となり、この頃からテレビCMはその存在感を示し始めました。マス・メディア上に存在し、社会との相互作用を促すCMは、時代と社会を映し出す(サブ)カルチャーであり、また時代の記憶として私たちのなかに受容されています。CMは今日の社会と文化に密接に結びついているものであると言えるでしょう。
本講座では、「テレビCMはこの50年の間に何を伝えてきたのか」そして「その時代のなかでテレビCMの何が変わり何が残ったのか」を中心テーマとして、CM制作の現場で「音楽」「映像」「タレント・マネージメント」の各専門分野の第一線で活躍するクリエーターの方々に、テレビCMの過去・現在・未来についてお話しいただきます。
【特記事項】
◆入会金無料
【リバティアカデミー講座「中野キャンパス」「生田キャンパス」開設記念】
・2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
【講義概要】
第1回 5月25日(土) 「ケンとメリーのスカイライン」のCMソングからわかること
1970年代を過ぎるとTVを含め多くの耐久家電の普及率が90%を超えてきます。そんななか人々が求めたのは「物」よりも「こころ」のゆとりでした。CM50年の間にCMソングの受け手と送り手がどのように変化してきたかを考えます。「ケンとメリーのスカイライン」を作曲し、多くのCMソングを手がけてきた高橋信之さんを講師に迎えます。
第2回 6月 8日(土) CMの映像はどう進化したか?-CMディレクターの仕事-
CMの黎明期には映画界から人材が流入し、ストーリー性の強い作品が多く作られました。そのなかで「日本天然色映画(ニッテン)」は映画的演出を排し、CM人によるCMのための演出を打ち出して成功を収めました。当時「ニッテン」で育ち、その後多くのCMを演出してきた古澤謙さんを講師に迎えます。
第3回 6月22日(土) CM音楽の作り方-作曲家の仕事-
作曲家でCM音楽の作曲を数多く手がけている高橋千佳子さんを講師に迎え、過去のCMヒット曲の分析とCM音楽作曲の際の特性や制作ポイントについてお話しいただきます。
第4回 7月 6日(土) CMとタレントの相互関係-タレント起用と時代性-
タレントの起用はCMで一番神経を使うところ。タレントの時代性、またタレント性とは何か、などをテーマに、ソニー・ミュージックアーティスツの出口豊さんを講師に迎えてお話しいただきます。
第5回 7月20日(土) CMの未来はどこにあるのか? -CM制作環境の現在と未来-
コンピュータやスマートフォンの普及によりインターネット広告費が毎年高い伸びを示し、2011年にはTVCMの総制作費1894億円に対しインターネットCMの総制作費1873億円とほぼ同額になりました。制作費の低予算化と作品クオリティーの関係や若者のテレビ離れなど、ネット社会におけるCM制作環境の現実と未来を考えます。
テレビやラジオといったマス・メディアを媒体とした広告の歴史が始まって約半世紀、CMは現在では私たちの日常生活にとけ込み、あたりまえのように存在するものとなっています。1963年(昭和38年)に白黒テレビの普及率は約90%となり、この頃からテレビCMはその存在感を示し始めました。マス・メディア上に存在し、社会との相互作用を促すCMは、時代と社会を映し出す(サブ)カルチャーであり、また時代の記憶として私たちのなかに受容されています。CMは今日の社会と文化に密接に結びついているものであると言えるでしょう。
本講座では、「テレビCMはこの50年の間に何を伝えてきたのか」そして「その時代のなかでテレビCMの何が変わり何が残ったのか」を中心テーマとして、CM制作の現場で「音楽」「映像」「タレント・マネージメント」の各専門分野の第一線で活躍するクリエーターの方々に、テレビCMの過去・現在・未来についてお話しいただきます。
【特記事項】
◆入会金無料
【リバティアカデミー講座「中野キャンパス」「生田キャンパス」開設記念】
・2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
【講義概要】
第1回 5月25日(土) 「ケンとメリーのスカイライン」のCMソングからわかること
1970年代を過ぎるとTVを含め多くの耐久家電の普及率が90%を超えてきます。そんななか人々が求めたのは「物」よりも「こころ」のゆとりでした。CM50年の間にCMソングの受け手と送り手がどのように変化してきたかを考えます。「ケンとメリーのスカイライン」を作曲し、多くのCMソングを手がけてきた高橋信之さんを講師に迎えます。
第2回 6月 8日(土) CMの映像はどう進化したか?-CMディレクターの仕事-
CMの黎明期には映画界から人材が流入し、ストーリー性の強い作品が多く作られました。そのなかで「日本天然色映画(ニッテン)」は映画的演出を排し、CM人によるCMのための演出を打ち出して成功を収めました。当時「ニッテン」で育ち、その後多くのCMを演出してきた古澤謙さんを講師に迎えます。
第3回 6月22日(土) CM音楽の作り方-作曲家の仕事-
作曲家でCM音楽の作曲を数多く手がけている高橋千佳子さんを講師に迎え、過去のCMヒット曲の分析とCM音楽作曲の際の特性や制作ポイントについてお話しいただきます。
第4回 7月 6日(土) CMとタレントの相互関係-タレント起用と時代性-
タレントの起用はCMで一番神経を使うところ。タレントの時代性、またタレント性とは何か、などをテーマに、ソニー・ミュージックアーティスツの出口豊さんを講師に迎えてお話しいただきます。
第5回 7月20日(土) CMの未来はどこにあるのか? -CM制作環境の現在と未来-
コンピュータやスマートフォンの普及によりインターネット広告費が毎年高い伸びを示し、2011年にはTVCMの総制作費1894億円に対しインターネットCMの総制作費1873億円とほぼ同額になりました。制作費の低予算化と作品クオリティーの関係や若者のテレビ離れなど、ネット社会におけるCM制作環境の現実と未来を考えます。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 山崎 信英 |
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肩書き | CM音楽プロデューサー、(株)スーパーミューザック代表取締役 |
プロフィール | 1950年岩手県生まれ。成蹊大学文学部文化学科卒業。1980年CM音楽制作会社(有)ミューザック設立、1982年スーパーミューザック(株)に移行。1996年より代表取締役。3000本近いCM音楽の制作のほかイヴェント、CDのプロデュースに携わる。 |
名前 | 高橋 信之 |
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肩書き | 作曲家、CMプロデューサー、(株)ワグ副社長、EFAP JAPON 事務局ディレクター、スーパーミューザック(株)前代表取締役 |
プロフィール | 1968年慶應義塾大学文学部国文科卒業後、TVCF「ナショナル・パナステート(テレビ)」でフリーの作曲家としてデビュー。以後、日産「ケンとメリーのスカイライン」をはじめ、数多くのCM音楽を手がける。同年レコード音楽作曲家としてもデビュー、以後多くのレコード音楽を手がける。1982年CM音楽制作会社スーパーミューザック株式会社設立、プロデューサーとしても多くのCM音楽を制作。1992年ファッションデザイナー山本耀司、ミュージシャン高橋幸宏(実弟)らとともに、株式会社アゲント・コンシピオ設立。レーベルのCONSIPIO RECORDSを立ち上げる。2003年EFAP JAPONで『CM音楽を通した広告と広報の考察』の講義を始め、CM音楽プロデュースを基本とした独自の広告・広報論で評価される。 |
名前 | 古澤 謙 |
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肩書き | CMディレクター、作詞家 |
プロフィール | 1948年東京生まれ。明治大学商学部卒業。日本天然映画、東京パブリシティーセンター、ライアンドパートナーズ、読売広告社を経て、1981年よりフリーCMディレクターとなる。国内でのACC秀作賞や海外での受賞作品多数。1976年よりCMソングの作詞、1981年より童謡の作詞等の活動も行っている。 |
名前 | 高橋 千佳子 |
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肩書き | 作曲家、東京芸術大学・東京音楽大学・国立音楽大学・日本大学等講師 |
プロフィール | 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院ソルフェージュ科修了。成城ソルフェージュ研究会代表、日本ソルフェージュ研究協議会理事。日本広告音楽評議会(JAM)特別会員。CM音楽の作品多数。最近作ではサントリー「山崎」「白州」、花王「アジエンス」など。映画、テレビドラマの作曲、CD制作にも携わる。 |
名前 | 出口 豊 |
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肩書き | (株)ソニー・ミュージックアーティスツ 第1マネジメント本部長 |
プロフィール | 1962年富山県生まれ。専修大学商学部卒業。北陸の田舎町から人気ドラマ「俺たちの青春」シリーズに憧れ吉祥寺か鎌倉に住む事を夢見て上京。夢破れた大学卒業後、現在の勤務先である(株)ソニー・ミュージックアーティスツの前身となる(株)エイプリル・ミュージックに入社。以来一貫してアーティスト、タレント、俳優等のマネジメント業務を担当する。 |
名前 | 伊藤 真弓 |
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肩書き | コーディネータ・明治大学法学部准教授 |
プロフィール | 明治大学大学院博士後期課程単位取得退学。明治大学法学部専任講師を経て、現職。19世紀末におけるドイツ語圏の文化と社会、ルーマニア文化を研究対象とし、同時に広く文化と社会の関係に関心を持つ。 |