講座詳細情報
申し込み締切日:2013-07-15 / 文学 / 学内講座コード:13120061
旅路に歌う西行
- 開催日
- 7月23日(火)、 7月24日(水)、 7月30日(火)、 7月31日(水)、 8月 6日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
桜の花と月をこよなく愛でた西行は、日本文学史上の数多くの歌人の中で現代人によく知られていると同時に、一番親しまれている歌人であると言えます。良い家柄に生まれながらも、23歳という若さで出家を遂げた西行は、73歳を一期に河内国弘川寺で入寂するまで人生の大半を旅から旅の中で送るようになります。本講座では、西行の旅の歌を中心に読み解きながら、西行の歌の魅力に触れていきたいと思います。
【特記事項】
◆入会金無料
【リバティアカデミー講座「中野キャンパス」「生田キャンパス」開設記念】
・2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
【講義概要】
第1回 7月23日(火) 西行の遁世と文学
鳥羽院の下北面の武士で「重大の勇士」であった佐藤義清、すなわち西行の出自と出家、文学的環境をめぐって、『台記』・『尊卑分脈』などの諸文献を取り上げながら解説する。
第2回 7月24日(水) 西行の陸奥への旅
西行の陸奥行脚の旅は、その生涯のうちに、少なくとも二度試みられている。初度と再度、二度にわたる長途の旅を決行したその意義と背景について考える。
第3回 7月30日(火) 西行と吉野
平安後期から桜の名所として有名な吉野山を、西行は度々訪れて花(桜)の歌を詠んでいる。それほど西行にとって、吉野の花は特別な存在であり、西行の吉野への傾倒は顕著であると言える。
第4回 7月31日(水) 西行の熊野への旅
西行の熊野関連の歌を何首か取り上げ、熊野詣に関する資料をも援用しつつ、西行が実際に目にした熊野霊場や、歌に託した思いを概観する。
第5回 8月 6日(火) 西行の大峰修行
西行の大峰修行がいかなるものであったのか、中世の説話集『古今著聞集』に語られる西行の大峰修行を中心に、その修行内容を修験道関係の文献とも照らしながら解説する。
桜の花と月をこよなく愛でた西行は、日本文学史上の数多くの歌人の中で現代人によく知られていると同時に、一番親しまれている歌人であると言えます。良い家柄に生まれながらも、23歳という若さで出家を遂げた西行は、73歳を一期に河内国弘川寺で入寂するまで人生の大半を旅から旅の中で送るようになります。本講座では、西行の旅の歌を中心に読み解きながら、西行の歌の魅力に触れていきたいと思います。
【特記事項】
◆入会金無料
【リバティアカデミー講座「中野キャンパス」「生田キャンパス」開設記念】
・2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
【講義概要】
第1回 7月23日(火) 西行の遁世と文学
鳥羽院の下北面の武士で「重大の勇士」であった佐藤義清、すなわち西行の出自と出家、文学的環境をめぐって、『台記』・『尊卑分脈』などの諸文献を取り上げながら解説する。
第2回 7月24日(水) 西行の陸奥への旅
西行の陸奥行脚の旅は、その生涯のうちに、少なくとも二度試みられている。初度と再度、二度にわたる長途の旅を決行したその意義と背景について考える。
第3回 7月30日(火) 西行と吉野
平安後期から桜の名所として有名な吉野山を、西行は度々訪れて花(桜)の歌を詠んでいる。それほど西行にとって、吉野の花は特別な存在であり、西行の吉野への傾倒は顕著であると言える。
第4回 7月31日(水) 西行の熊野への旅
西行の熊野関連の歌を何首か取り上げ、熊野詣に関する資料をも援用しつつ、西行が実際に目にした熊野霊場や、歌に託した思いを概観する。
第5回 8月 6日(火) 西行の大峰修行
西行の大峰修行がいかなるものであったのか、中世の説話集『古今著聞集』に語られる西行の大峰修行を中心に、その修行内容を修験道関係の文献とも照らしながら解説する。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 金 任仲 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主な著書・論文に『西行和歌と仏教思想』(笠間書院)、『日本文芸思潮史論叢』(ぺりかん社、共著)、「中世説話の和歌―和歌から説話へ」(『国文学解釈と鑑賞』72巻5号、2007)、「新羅僧元暁と義湘伝―『華厳縁起』を中心に」」(『文芸研究』106号、2008)「古代日本と朝鮮渡来文化-高麗神社と聖天院をめぐって」(『文芸研究』109号、2009)、「西行における華厳思想と和歌」(『文芸研究』115号、2011)、「新羅僧義湘と善妙の説話」(『文芸研究』118号、2012)など。 |