講座詳細情報
申し込み締切日:2013-05-02 / 文学 / 学内講座コード:13120058
『昔話と伝説』 ―物語の謎を読み解く―
- 開催日
- 5月10日(金)、 5月24日(金)、 6月 7日(金)、 6月21日(金)、 7月 5日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
どの民族にも口承で伝えられた「物語」があります。昔話や伝説がその代表です。文明の発達に伴い、こうした民族の「宝物」が消滅しかねないことに懸念を抱き、収集と保存の機運が高まったのが18世紀後半から19世紀初頭のドイツでした。グリム兄弟の『子どもと家庭の昔話集』もその成果で、第1巻が1812年、その3年後には第2巻も出版されます。これを嚆矢に各国で口承昔話の収集が行われ,研究の基礎が築かれました。兄弟はその後『ドイツ伝説集』も編集、出版しています。
グリム兄弟の『昔話集』から200年、この間に蓄積された研究の成果を参考に、昔話と伝説を数編、一緒に読み解いてみませんか。
【講義概要】
第1回 5月10日(金) 「歌を歌う骨」―グリム『昔話集』から
第2回 5月24日(金) 「聖ペテロとその母」―カトリックの聖人伝説から
第3回 6月 7日(金) 「ファウスト」伝説 ―あらゆることを知るために悪魔に魂を売った男たち
第4回 6月21日(金) 「ルンペルシュティルツヒェン」―グリム『昔話集』から
第5回 7月 5日(金) 多彩な死者伝説の世界II
どの民族にも口承で伝えられた「物語」があります。昔話や伝説がその代表です。文明の発達に伴い、こうした民族の「宝物」が消滅しかねないことに懸念を抱き、収集と保存の機運が高まったのが18世紀後半から19世紀初頭のドイツでした。グリム兄弟の『子どもと家庭の昔話集』もその成果で、第1巻が1812年、その3年後には第2巻も出版されます。これを嚆矢に各国で口承昔話の収集が行われ,研究の基礎が築かれました。兄弟はその後『ドイツ伝説集』も編集、出版しています。
グリム兄弟の『昔話集』から200年、この間に蓄積された研究の成果を参考に、昔話と伝説を数編、一緒に読み解いてみませんか。
【講義概要】
第1回 5月10日(金) 「歌を歌う骨」―グリム『昔話集』から
第2回 5月24日(金) 「聖ペテロとその母」―カトリックの聖人伝説から
第3回 6月 7日(金) 「ファウスト」伝説 ―あらゆることを知るために悪魔に魂を売った男たち
第4回 6月21日(金) 「ルンペルシュティルツヒェン」―グリム『昔話集』から
第5回 7月 5日(金) 多彩な死者伝説の世界II
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 吉田 正彦 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | ドイツ文学、文化史研究。特に「ドイツ語圏における昔話の歴史」を研究テーマのひとつにしていますが、個々の昔話や伝説の解読にも関心があります。民間の風俗や習慣、俗信、古来の法習慣をも念頭に置いて 「物語」を読み解く必要性を痛感することもたびたびです。 |