講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-10 / 文学 / 学内講座コード:13120052
源氏物語を読み直す(7)-歴史・文化史・文学史から-内大臣光源氏の権勢と雅びと愛 ー関屋巻から薄雲巻までー
- 開催日
- 4月18日(木)、 4月25日(木)、 5月 9日(木)、 5月16日(木)、 5月23日(木)、 5月30日(木)、 6月 6日(木)、 6月13日(木)、 6月20日(木)、 6月27日(木)、 7月 4日(木)
- 講座回数
- 11回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 25,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の粗筋をたどりながら、名場面や重要な場面を選び、源氏物語がどのような歴史的文化史的背景を持っているのか、日本や中国の文学史をどのように取り込んでいるのかを確認しつつ、源氏物語の作り上げた独自な物語世界への理解を深め、作品を丁寧に味読したいと思います。源氏物語の多面的な面白さを発見し堪能したいと思います。
今期は内大臣になり着々と権勢を不動のものとする光源氏の中年期の物語、空蝉の後日譚を語る「関屋」巻から、光源氏の雅びな暮らし、明石の君と姫君の上京と別れを語る「絵合」「松風」「薄雲」巻を読んでいきます。
【講義概要】
第1回 4月18日(木) 光源氏、空蝉と逢坂の関でめぐり逢う(関屋巻)
第2回 4月25日(木) 前斎宮、冷泉帝に入内する(絵合巻)
第3回 5月 9日(木) 冷泉帝と斎宮女御と弘徽殿女御(絵合巻)
第4回 5月16日(木) 藤壺中宮と冷泉帝の御前の絵合(絵合巻)
第5回 5月23日(木) 絵合の後宴―光源氏の感慨・盈虚思想(絵合巻)
第6回 5月30日(木) 二条東院の完成・明石入道、大堰の邸を修築(松風巻)
第7回 6月 6日(木) 明石の君母子、上京・光源氏と再会する(松風巻)
第8回 6月13日(木) 光源氏、桂の院の遊宴(松風巻)
第9回 6月20日(木) 明石の君、姫君を紫上の養女にする(薄雲巻)
第10回 6月27日(木) 明石姫君の袴着の儀式(薄雲巻)
第11回 7月 4日(木) 光源氏の新春(薄雲巻)
本講座では源氏物語を歴史・文化史・文学史の観点から読み直してみたいと思います。源氏物語の粗筋をたどりながら、名場面や重要な場面を選び、源氏物語がどのような歴史的文化史的背景を持っているのか、日本や中国の文学史をどのように取り込んでいるのかを確認しつつ、源氏物語の作り上げた独自な物語世界への理解を深め、作品を丁寧に味読したいと思います。源氏物語の多面的な面白さを発見し堪能したいと思います。
今期は内大臣になり着々と権勢を不動のものとする光源氏の中年期の物語、空蝉の後日譚を語る「関屋」巻から、光源氏の雅びな暮らし、明石の君と姫君の上京と別れを語る「絵合」「松風」「薄雲」巻を読んでいきます。
【講義概要】
第1回 4月18日(木) 光源氏、空蝉と逢坂の関でめぐり逢う(関屋巻)
第2回 4月25日(木) 前斎宮、冷泉帝に入内する(絵合巻)
第3回 5月 9日(木) 冷泉帝と斎宮女御と弘徽殿女御(絵合巻)
第4回 5月16日(木) 藤壺中宮と冷泉帝の御前の絵合(絵合巻)
第5回 5月23日(木) 絵合の後宴―光源氏の感慨・盈虚思想(絵合巻)
第6回 5月30日(木) 二条東院の完成・明石入道、大堰の邸を修築(松風巻)
第7回 6月 6日(木) 明石の君母子、上京・光源氏と再会する(松風巻)
第8回 6月13日(木) 光源氏、桂の院の遊宴(松風巻)
第9回 6月20日(木) 明石の君、姫君を紫上の養女にする(薄雲巻)
第10回 6月27日(木) 明石姫君の袴着の儀式(薄雲巻)
第11回 7月 4日(木) 光源氏の新春(薄雲巻)
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 日向 一雅 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1942年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂(紫式部学術賞受賞)、『源氏物語の世界』岩波新書、『源氏物語-その生活と文化-』中央公論美術出版(連合駿台会学術賞)、『源氏物語 東アジア文化の受容から創造へ』笹間書院。編著『源氏物語の鑑賞と基礎知識 須磨』至文堂、『同 明石』、『同 澪標』『同 若菜下(後半)』。編著『源氏物語 重層する歴史の諸相』竹林舎。編著『源氏物語と平安京』『源氏物語と漢詩の世界』『源氏物語と仏教』『源氏物語と音楽』『源氏物語の礎』『源氏物語と唐代伝奇』以上、青簡舎。 |
名前 | 西野入 篤男 |
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肩書き | 桐朋学園大学非常勤講師 |
プロフィール | 1980年生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。 平安時代の文学作品と漢籍の関わり、及び、近・現代中国における日本古典文学作品の受容をテーマに、日本と中国の文化交流について研究している。主な論文として、「『白氏文集』から見た須磨巻の音楽ー諷諭詩・閑適詩における琴の特徴と差異」『源氏物語と音楽 文学・歴史・音楽の接点』青簡舎、2011年「『懐風藻』の〈琴〉ーその用例と表現の特徴をめぐってー」『アジア遊学』126号、勉誠出版、2009年「玉鬘の流離と『白氏文集』「傳戎人」ー光源氏と内大臣との狭間で漂う玉鬘の物語の仕組み」『源氏物語と漢詩の世界 『白氏文集』を中心に』青簡舎、2009年『平安朝文学作品における采女司・采女』『王朝文学と官職・位階』竹林舎、2008年 |