講座詳細情報
申し込み締切日:2013-03-26 / 文学 / 学内講座コード:13120044
和の空間 -庭- (午前クラス) より一層の楽しみ方
- 開催日
- 4月 3日(水)、 5月 1日(水)、 6月 5日(水)、 7月 3日(水)、 8月 7日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 35
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
日本庭園は何となく難しいと思われている方々が多いと思いますが、ちょっとした決まり事を知るだけで、今まで何気なく見ていた庭園が、より一層深遠な世界となって見えてきます。また実際に、自分で木を植えたり石を置いて作った庭園が、それらの簡単な法則を知って作るだけで、グッと引き締まった空間を設えることができます。その簡単な法則や見るポイント、コツなどを、様々な写真や図面などを例にお見せしながら解説してまいります。受講された方々が、日本庭園のエキスパートになれる講座です。
【特記事項】
【9/2・京都フィールドワーク(自由参加)】
●拝観箇所は西芳寺と松尾大社を予定しておりますが、寺院側の都合などで変更になる場合がありますので、詳細は講座の途中でご案内致します。
※午前・午後クラス合同で実施します。
●フィールドワークに関わる費用は別途実費。
【講義概要】
第1回 4月 3日(水) 時代ごとの庭園について(1)“飛鳥時代から現代まで”
日本庭園は、仏教の伝来と共に、大陸や半島を経由して庭園文化が伝えられ、独自の外部空間として発展してきました。現在では、これまで良くわかっていなかった初期形態の庭園も発掘なので解明が進み、時代ごとの庭園の流れがはっきりとしてきました。そんな時代ごとの庭園を取り上げて現代までの庭園の流れをお話ししてまいります。
第2回 5月 1日(水) フィールドワーク 新宿御苑
今回取り上げる庭園は、新宿にある「新宿御苑」にまいります。かつて江戸期に内藤家の下屋敷だったところですが、明治期になって様々な植物を研究する場になったり、また本格的な西洋の様式を取り入れた庭園など、多くの見所を持ったところとして知られています。広大な敷地に広がる様々な魅力を、現地でご説明したいと思います。
第3回 6月 5日(水) 日本の県木(2)
日本の都道府県には、それぞれ県木が定められています。樹木はその土地を表すと言ってもよいぐらい、地域性が現れていると言ってよいでしょう。そんな県木と、その地域の庭園に使われている樹木などを見つめてみたいと思います。
第4回 7月 3日(水) 特別名勝・名勝庭園のこと(6)
全国にある特別名勝・名勝指定された庭園を取り上げて、各地の指定庭園を順次ご紹介しながら、その美と魅力に迫ってまいります。
第5回 8月 7日(水) 夢想疎石のこと
鎌倉後期から室町時代初期に活躍した臨済宗の高僧で、庭園愛好家であったことも知られる夢想疎石を取り上げます。
彼の作り上げた庭園は、禅の精神性を持ち込んだこととして知られています。それがどのような形態であったのかなどを、実在する庭園を例にとって、禅と庭園の関わりや、彼の持つ独自の庭園観などについて紐解いてみたいと思います。
日本庭園は何となく難しいと思われている方々が多いと思いますが、ちょっとした決まり事を知るだけで、今まで何気なく見ていた庭園が、より一層深遠な世界となって見えてきます。また実際に、自分で木を植えたり石を置いて作った庭園が、それらの簡単な法則を知って作るだけで、グッと引き締まった空間を設えることができます。その簡単な法則や見るポイント、コツなどを、様々な写真や図面などを例にお見せしながら解説してまいります。受講された方々が、日本庭園のエキスパートになれる講座です。
【特記事項】
【9/2・京都フィールドワーク(自由参加)】
●拝観箇所は西芳寺と松尾大社を予定しておりますが、寺院側の都合などで変更になる場合がありますので、詳細は講座の途中でご案内致します。
※午前・午後クラス合同で実施します。
●フィールドワークに関わる費用は別途実費。
【講義概要】
第1回 4月 3日(水) 時代ごとの庭園について(1)“飛鳥時代から現代まで”
日本庭園は、仏教の伝来と共に、大陸や半島を経由して庭園文化が伝えられ、独自の外部空間として発展してきました。現在では、これまで良くわかっていなかった初期形態の庭園も発掘なので解明が進み、時代ごとの庭園の流れがはっきりとしてきました。そんな時代ごとの庭園を取り上げて現代までの庭園の流れをお話ししてまいります。
第2回 5月 1日(水) フィールドワーク 新宿御苑
今回取り上げる庭園は、新宿にある「新宿御苑」にまいります。かつて江戸期に内藤家の下屋敷だったところですが、明治期になって様々な植物を研究する場になったり、また本格的な西洋の様式を取り入れた庭園など、多くの見所を持ったところとして知られています。広大な敷地に広がる様々な魅力を、現地でご説明したいと思います。
第3回 6月 5日(水) 日本の県木(2)
日本の都道府県には、それぞれ県木が定められています。樹木はその土地を表すと言ってもよいぐらい、地域性が現れていると言ってよいでしょう。そんな県木と、その地域の庭園に使われている樹木などを見つめてみたいと思います。
第4回 7月 3日(水) 特別名勝・名勝庭園のこと(6)
全国にある特別名勝・名勝指定された庭園を取り上げて、各地の指定庭園を順次ご紹介しながら、その美と魅力に迫ってまいります。
第5回 8月 7日(水) 夢想疎石のこと
鎌倉後期から室町時代初期に活躍した臨済宗の高僧で、庭園愛好家であったことも知られる夢想疎石を取り上げます。
彼の作り上げた庭園は、禅の精神性を持ち込んだこととして知られています。それがどのような形態であったのかなどを、実在する庭園を例にとって、禅と庭園の関わりや、彼の持つ独自の庭園観などについて紐解いてみたいと思います。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 重森 千 |
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肩書き | 作庭家・京都工芸繊維大学非常勤講師・広島市立大学非常勤講師・西北農林科学大学高級講師 |
プロフィール | 重森三玲、完途と、三代に渡って日本庭園の作庭及び古庭園の実測調査、修復などをおこなっている。それらの豊富な資料と、実際の庭園つくりの両面から、フィールドワークを重視した日本庭園を考察している。そしてその経験やデータを駆使して、より多くの方々にわかりやすく日本庭園の魅力を伝える活動をおこなっている。 |