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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-19 / 文学 / 学内講座コード:13120043

桃山文化 ⅩⅢ―侘びの世界―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月27日(土)、 5月11日(土)、 5月25日(土)、 6月 8日(土)、 6月22日(土)、 9月28日(土)、10月12日(土)、10月26日(土)、11月 9日(土)、11月30日(土)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
22,000円
定員
60
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
『南方録』は茶の湯から生まれた文学であり、思想の書であり、利休の茶の湯を知るうえで必読の書であります。この茶道をテキストとして、茶湯に関わる様々な項目を様々な視点から追求します。今年は「覚書」の終章、侘び茶の心を表わす藤原定家・家隆の歌を味わいながら、利休・少庵・宗旦の侘び茶の世界を追求します。その後、「滅後」(利休の死後)の章に入り、濃茶・薄茶の点前、利休・宗及などの茶湯の実体、武士の茶湯との違いなど、様々な方面に枝葉を伸ばし、侘び茶の世界を広げ、深めていきます。又、『山上宗二記』の「茶の湯者覚悟十体」について詳述します。

【講義概要】
第1回 4月27日(土)
「野ガケ、狩場ナドニテ茶会ヲ催スコトアリ・・・」野点と云うと今日では、添え釜といった気楽な茶会、くだけた茶会といった感じがしますが、利休に云わせれば、野点も点前を真に心を草に、道具は秘蔵の茶入などを用いる・・・「侘び茶の心」を伝える二首「見渡せば花も紅葉もなかりけり・・・」「花をのみ待らん人に山ざとの雪間の草の・・・」、偉大な自然の力に比すれば、人間の存在など取るに足らないものです。人間は科学の力で自然を解明し、支配できると勘違いしております。

第2回 5月11日(土)
同上

第3回 5月25日(土)
同上

第4回 6月 8日(土)
「滅後」とは利休没後という意味で、師の没後、弟子の南坊宗啓が書き遺した茶書のことです。「易ノ云、コイ茶ノ手前ニ一段ト草アリ・・・」茶の湯の将来、「十年ヲ不過ギ、茶ノ本道捨ルベシ」、「客ハ主ノアヤマチヲウカガヒソシリ、主ハ客ノアヤマチヲアザケル類ニ成ヌ」、「世ヲワタル師匠ドモ、大名ノ気ニ入、茶ノ会長ズルヲ専ト心得、銀モチブゲン者ノコノコト好ムヲ幸トシテ、欲心ヨリススムル茶湯ナレバ・・・」

第5回 6月22日(土)
同上

第6回 9月28日(土)
同上

第7回 10月12日(土)
利休と三炭の心得、「暁ノ火相ヲ、寅ノ火相ト云、則ソレヲ朝会マデニ用ル。先寅ノ刻、宵ヨリツカヘタル炉中ヲ底取掃除シ、井華水ヲ汲テ釜ヲ改メ、一炭シテ水釜ニテカクル・・・」炭の拝見、道具の拝見、茶人と道具などなど。

第8回 10月26日(土)
同上

第9回 11月 9日(土)
同上

第10回 11月30日(土)
同上

備考

【教材】
・レジュメ資料
・『南方録』(コピー)

講師陣

名前 渡辺 誠一
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 明治大学大学院博士課程修了。主な論文・著書「詩句の諧調と調音的表現性」「美意識の転換」「高山右近」「侘び茶の系譜」「『山上宗二記』の諸写本の比較研究」「山上宗二の美意識」「フランス語の時間」「利休」「入門フランス読本」「ぷち なびる」「山上宗二の世界」「侘びの世界」「茶人と茶の湯の研究」など。
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