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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-04 / 文学 / 学内講座コード:13120041

新版・ゆっくり学ぶ江戸の古文書 パート5

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月12日(金)、 4月26日(金)、 5月10日(金)、 5月24日(金)、 6月 7日(金)、 6月21日(金)、 6月28日(金)、 7月12日(金)、 7月26日(金)、 8月 2日(金)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
24,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
古文書ときくと、なんとも堅苦しく、取っ掛かりにくく感じられるかもしれません。でも、たぶん多くの方が、「あの、ミミズののたくったような字が読めたらいいのに」とか、「読めるようになりたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
この講座は、くずし字がますます読めるようになりたい方、どんなポイントに注意したらよいか復習したい方、自分の読解力を再確認したいという方のためのクラスです。
読解の手順を一通り復習しつつ、武家、町方などの古文書から、読みやすく典型的な古文書に挑戦してみましょう。古文書での筆法や筆順の連綿について板書して解説します。それをノートに書き留めながら、ご一緒に研究して参りましょう。
またレジュメで、江戸の歴史を追体験するのも、学習の興味を増してくれることでしょう。
老中の職務の実際を見ていくと、役宅の重要性が浮かび上がってまいります。老中家水野忠精の「日記」からその辺を追ってみたいと思います。今期前半は忠精が、雁之間詰から奏者番、さらに寺社奉行加役を拝命するところを読んで参ります。
寺社加役に就いては詳細な記載があります。前例踏襲、儀礼・儀式重視の中で、忠精はどのようにそのキャリアを積み上げていったのでしょうか。役宅や家来はどんな役割を果たしていたでしょうか。また幕末政務多端となった時、果たして当時の統治や立身の仕組は、それに対応出来たのでしょうか、そんなことも考えてみたいと思います。
後半は、香道伝書の解読を通じて、香道の具体的な遊び方や手前に触れ、香道の魅力を感じていただけたらと思います。
江戸時代の享保期には茶道・香道・華道などの芸道の庶民への普及により、様々な伝書が出版されました。今回のテキスト『香道記』「香炉渡申次第之事」(国立公文書館蔵)は桃山時代に香道を発展させた建部隆勝が著したとされるものです。現在では余り興行されることがない「焚き継香」や「名香聞き」について、詳しくまとめられています。
最終回には、御家流の大矢栄穂先生が社中の方々と共に本格的な組香の会を開催致します。
くずし字の初歩からもう一歩先に進みたい方、古文書を通して江戸幕府の仕組みや江戸の文化にふれてみたい方に受講をお薦めいたします。

【講義概要】
第1回 4月12日(金) 水野忠精の日記を読む
奏者番拝命

第2回 4月26日(金) 同上
寺社奉行加役

第3回 5月10日(金) 同上
寺社奉行加役

第4回 5月24日(金) 同上
寺社奉行加役

第5回 6月 7日(金) 同上
誓詞差出

第6回 6月21日(金) 同上
誓詞差出

第7回 6月28日(金) 香道を伝書で楽しむ1
香道の概要の解説。香道伝書の写本『香道記』より「香炉渡申次第之事」を読む。

第8回 7月12日(金) 香道を伝書で楽しむ2
香道伝書の写本『香道記』より「香炉渡申次第之事」を読む。

第9回 7月26日(金) 香道を伝書で楽しむ3
香道伝書の写本『香道記』より「香炉渡申次第之事」を読む。

第10回 8月 2日(金) 特別講義
御家流大矢栄穂社中による組香の会
時宜に相応しい組香の「雨乞香」を開筵

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 岩崎 信夫
肩書き 小学館アカデミー古文書塾講師
プロフィール 東京都生まれ。静岡県裾野市史や目黒区めぐろ歴史資料館の「武島家文書目録」の編纂に従事。また武嶋家文書を読む会として『東北大学本浮浪追討記』を翻刻。幕末の制度改革に関心を持っています。
名前 米田 雅子
肩書き 小学館アカデミー古文書塾講師
プロフィール 昭和22年(1947年)東京都生まれ。東京教育大学史学科卒業後、日本国有鉄道や国立市、裾野市の修史事業の史料解読に携わる。現在は調布市の市民講座や古文書塾で古文書解読のコツや江戸時代の文化について指導をおこなっています。特に江戸時代に著された茶道や香道の伝書の解読を通じて、江戸の芸道の奥深さに引かれています。
名前 伊能 秀明
肩書き 明治大学中央図書館事務長
プロフィール 群馬県生まれ。大学の学術資源や人的ネットワークを生かした生涯学習事業等に従事。最近作に「現代訳『東海道五十三次ねむりの合の手』のおかしみ」(共著、明治大学図書館紀要16)。法学博士。
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