講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-05 / 文学 / 学内講座コード:13120040
ア・ミュージアム―『知』の玄関への招待―パート13
- 開催日
- 4月13日(土)、 4月24日(水)、 5月15日(水)、 5月22日(水)、 5月29日(水)、 6月 5日(水)、 6月19日(水)、 6月26日(水)、 7月 3日(水)、 7月17日(水)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30(第1講のみ10:00~11:30 )
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 28,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
ミュージアムは、人間文化や自然環境をより深く理解するために、人類が創りあげた偉大な装置の一つです。
「ア・ミュージアム」は、アミューズ(愉しませる)とミュージアムの複合語で、当講座は、「知の玄関」シリーズの第13弾です。
都内近郊にある著名なミュージアム等で活躍する館長、学芸部長、主任級の学芸員もしくは専門分野のエキスパートに講師をお願いし、ミュージアムの特色や社会的な役割、名品逸品や貴重なコレクションの解説、見所、鑑賞のツボなどをお話しいただきます。
講師は、次世代に継承するべき文化資源に詳しい「知の水先案内人」あるいは魅力的な展示空間を演出する「知の匠」として、むずかしいこともやさしく、深く、おもしろくレクチャーします。
皆様の知的好奇心や美意識を呼び覚まし、心に寄り添うお話がきっとあるでしょう。「知」の玄関で愉しみつつ学び、「知」の地層をより重厚にしていただければ幸甚です。
ミュージアムが好きで、さらにミュージアムの魅力を知りたい方、館長や学芸員等から名品逸品や文化的・科学的な活動について話を聞きたい方に受講をお勧めします。
【特記事項】
★★ 第1講のみ土曜日・10:00~11:30 ★★
【会場】…第1~10講まで各館(現地集合・解散)
【講義概要】
第1回 4月13日(土) 次世代型展示空間ルーヴル‐DNPミュージアムラボ
ミュージアムラボは、パリ・ルーヴル美術館とDNP大日本印刷による共同プロジェクトとして2006年に活動を開始しました。ラボのコンセプトとコンテンツの開発プロセスを説明し、古代ギリシャ美術の名品とマルチメディアによる新しい鑑賞システムをご覧いただきます。
第2回 4月24日(水) 時と時計の進化を学ぶ
当館は、時と時計の研究資料の収集・保存を目的に1981年に設立され、昨年、幅広い方々への情報発信を行うべくリニューアルしました。時と時計の進化、セイコー製品史、スポーツ計時機器、和時計などの展示を、大人から子供まで多くの方に楽しみ学んでいただければ幸いです。
第3回 5月15日(水) 現代彫刻美術館「石彫の現況2013」と野外展示
現代彫刻美術館は、20世紀後半以降の日本の彫刻家たちが,どのような作品を創造したのか記録すると同時に、少しでも多くの方々に彫刻の素晴らしさに触れ,楽しんでいただけるよう願いを込めて開館されました。企画展示「石彫の現況2013」とコレクションを紹介します。
第4回 5月22日(水) サラブレッド・競馬の魅力を体感する
東京競馬場内にあるJRA競馬博物館では、体験型アトラクションや常設展示・特別展示を通じて、競馬の魅力を体感することができます。今回は、競馬の祭典「日本ダービー」の解説を中心に、競馬の歴史や仕組みを分かりやすく紹介します。
第5回 5月29日(水) 日本人海外移住と継承される「日本の心」
開国後ほどなく始まる日本人の海外移住は、一世紀半近い歴史があり、新大陸へと約百万人が渡っています。現在日系人は約三百万人とも推測され、異文化接触や共生のパイオニアです。日系人の歴史から、過去との出会いや多くの学びが待っています。
第6回 6月 5日(水) 久米美術館 近代史学の祖久米邦武、近代洋画の先覚者久米桂一郎父子の記念館
岩倉使節団の報告書『米欧回覧実記』の編修者として知られる歴史家・久米邦武。その長男で黒田清輝と共に明治の洋画界をリードした久米桂一郎。父子の業績を写真や書簡、手稿といった個人記念館ならではの資料をまじえて紹介します。
第7回 6月19日(水) 養蚕から繊維・機械、そして科学技術へ―
明治19年農商務省の蚕業試験場に設置された「参考品陳列場」を起源とする当館は、各時代における教育あるいは産業界の指導的役割を果たした資料を多数収蔵しています。養蚕を中心とした繊維関連資料の展示および現在大学で進められている最先端の研究活動について紹介します。
第8回 6月26日(水) いわさきちひろ-平和と子どものしあわせを願って
ちひろ美術館・東京は、いわさきちひろ(1918~74)の没後3年目に、自宅兼アトリエの跡地につくられた美術館です。青春時代に戦争を体験したちひろは、愛らしい子どもや花の絵を通して平和の大切さを語り続けました。ちひろの作品の魅力とともに、その人物像についても紹介します。
第9回 7月 3日(水) 国指定登録文化財の公庫住宅と庶民生活追体験
昭和のくらし博物館は、昭和26年築の庶民住宅を家財道具ごと保存・公開しています。生活史研究者でこの家の長女・小泉和子は「どの時代も、庶民のくらしが最も残りにくく軽んじられる」と考え、保存、収集、憩い、くらしを見直し、文化財活用模索の場として1999年に設立しました。
第10回 7月17日(水) 残された記憶~塙保己一と『群書類従』~
塙保己一は江戸時代の盲目の学者で、古代、中世の古典籍を体系づけ編纂し、まとめあげたのが木版『群書類従』でした。保己一の生涯と塙保己一史料館の建物(登録有形文化財・昭和2年竣工)、温故学会の歴史を解説し、『群書類従』版木(全17,244枚、国重要文化財)をご覧いただきます。
ミュージアムは、人間文化や自然環境をより深く理解するために、人類が創りあげた偉大な装置の一つです。
「ア・ミュージアム」は、アミューズ(愉しませる)とミュージアムの複合語で、当講座は、「知の玄関」シリーズの第13弾です。
都内近郊にある著名なミュージアム等で活躍する館長、学芸部長、主任級の学芸員もしくは専門分野のエキスパートに講師をお願いし、ミュージアムの特色や社会的な役割、名品逸品や貴重なコレクションの解説、見所、鑑賞のツボなどをお話しいただきます。
講師は、次世代に継承するべき文化資源に詳しい「知の水先案内人」あるいは魅力的な展示空間を演出する「知の匠」として、むずかしいこともやさしく、深く、おもしろくレクチャーします。
皆様の知的好奇心や美意識を呼び覚まし、心に寄り添うお話がきっとあるでしょう。「知」の玄関で愉しみつつ学び、「知」の地層をより重厚にしていただければ幸甚です。
ミュージアムが好きで、さらにミュージアムの魅力を知りたい方、館長や学芸員等から名品逸品や文化的・科学的な活動について話を聞きたい方に受講をお勧めします。
【特記事項】
★★ 第1講のみ土曜日・10:00~11:30 ★★
【会場】…第1~10講まで各館(現地集合・解散)
【講義概要】
第1回 4月13日(土) 次世代型展示空間ルーヴル‐DNPミュージアムラボ
ミュージアムラボは、パリ・ルーヴル美術館とDNP大日本印刷による共同プロジェクトとして2006年に活動を開始しました。ラボのコンセプトとコンテンツの開発プロセスを説明し、古代ギリシャ美術の名品とマルチメディアによる新しい鑑賞システムをご覧いただきます。
第2回 4月24日(水) 時と時計の進化を学ぶ
当館は、時と時計の研究資料の収集・保存を目的に1981年に設立され、昨年、幅広い方々への情報発信を行うべくリニューアルしました。時と時計の進化、セイコー製品史、スポーツ計時機器、和時計などの展示を、大人から子供まで多くの方に楽しみ学んでいただければ幸いです。
第3回 5月15日(水) 現代彫刻美術館「石彫の現況2013」と野外展示
現代彫刻美術館は、20世紀後半以降の日本の彫刻家たちが,どのような作品を創造したのか記録すると同時に、少しでも多くの方々に彫刻の素晴らしさに触れ,楽しんでいただけるよう願いを込めて開館されました。企画展示「石彫の現況2013」とコレクションを紹介します。
第4回 5月22日(水) サラブレッド・競馬の魅力を体感する
東京競馬場内にあるJRA競馬博物館では、体験型アトラクションや常設展示・特別展示を通じて、競馬の魅力を体感することができます。今回は、競馬の祭典「日本ダービー」の解説を中心に、競馬の歴史や仕組みを分かりやすく紹介します。
第5回 5月29日(水) 日本人海外移住と継承される「日本の心」
開国後ほどなく始まる日本人の海外移住は、一世紀半近い歴史があり、新大陸へと約百万人が渡っています。現在日系人は約三百万人とも推測され、異文化接触や共生のパイオニアです。日系人の歴史から、過去との出会いや多くの学びが待っています。
第6回 6月 5日(水) 久米美術館 近代史学の祖久米邦武、近代洋画の先覚者久米桂一郎父子の記念館
岩倉使節団の報告書『米欧回覧実記』の編修者として知られる歴史家・久米邦武。その長男で黒田清輝と共に明治の洋画界をリードした久米桂一郎。父子の業績を写真や書簡、手稿といった個人記念館ならではの資料をまじえて紹介します。
第7回 6月19日(水) 養蚕から繊維・機械、そして科学技術へ―
明治19年農商務省の蚕業試験場に設置された「参考品陳列場」を起源とする当館は、各時代における教育あるいは産業界の指導的役割を果たした資料を多数収蔵しています。養蚕を中心とした繊維関連資料の展示および現在大学で進められている最先端の研究活動について紹介します。
第8回 6月26日(水) いわさきちひろ-平和と子どものしあわせを願って
ちひろ美術館・東京は、いわさきちひろ(1918~74)の没後3年目に、自宅兼アトリエの跡地につくられた美術館です。青春時代に戦争を体験したちひろは、愛らしい子どもや花の絵を通して平和の大切さを語り続けました。ちひろの作品の魅力とともに、その人物像についても紹介します。
第9回 7月 3日(水) 国指定登録文化財の公庫住宅と庶民生活追体験
昭和のくらし博物館は、昭和26年築の庶民住宅を家財道具ごと保存・公開しています。生活史研究者でこの家の長女・小泉和子は「どの時代も、庶民のくらしが最も残りにくく軽んじられる」と考え、保存、収集、憩い、くらしを見直し、文化財活用模索の場として1999年に設立しました。
第10回 7月17日(水) 残された記憶~塙保己一と『群書類従』~
塙保己一は江戸時代の盲目の学者で、古代、中世の古典籍を体系づけ編纂し、まとめあげたのが木版『群書類従』でした。保己一の生涯と塙保己一史料館の建物(登録有形文化財・昭和2年竣工)、温故学会の歴史を解説し、『群書類従』版木(全17,244枚、国重要文化財)をご覧いただきます。
備考
【教材】
利用案内・レジュメ資料等
利用案内・レジュメ資料等
講師陣
名前 | 伊能 秀明 |
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肩書き | 明治大学中央図書館事務長 |
プロフィール | 群馬県生まれ。大学の学術資源や人的ネットワークを生かした生涯学習事業等に従事。最近作に「現代訳『東海道五十三次ねむりの合の手』のおかしみ」(共著、明治大学図書館紀要16)。法学博士。 |
名前 | 久永 一郎 |
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肩書き | ルーヴル-DNPミュージアムラボ開発プロジェクトマネージャ |
プロフィール | - |
名前 | 鈴木 旻 |
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肩書き | セイコーミュージアム館長 |
プロフィール | - |
名前 | 阿部 昌義 |
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肩書き | 宗教法人長泉院附属現代彫刻美術館学芸員 |
プロフィール | - |
名前 | 伊丹 徳行 |
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肩書き | JRA競馬博物館学芸員 |
プロフィール | - |
名前 | 小嶋 茂 |
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肩書き | 海外移住資料館業務室学芸担当 |
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名前 | 梶田 里佳 |
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肩書き | 久米美術館学芸員 |
プロフィール | - |
名前 | 木 愛子 |
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肩書き | 東京農工大学科学博物館特任助教 |
プロフィール | - |
名前 | 上島 史子 |
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肩書き | ちひろ美術館・東京学芸部長 |
プロフィール | - |
名前 | 小泉 和子 |
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肩書き | 昭和のくらし博物館館長家具道具生活史学会会長 |
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