講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-03 / 文学 / 学内講座コード:13120024
図書の文化史 西欧の装飾写本および挿絵のある刊本
- 開催日
- 4月11日(木)、 4月18日(木)、 4月25日(木)、 5月 9日(木)、 5月16日(木)、 5月23日(木)、 5月30日(木)、 6月 6日(木)、 6月13日(木)、 6月20日(木)、 6月27日(木)、 7月 4日(木)、 7月11日(木)
- 講座回数
- 13回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 19,000円
- 定員
- 25
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
今回は、挿絵のある写本および刊本を題材に、装飾写本や挿絵のある刊本の歴史に関心がある方を対象に、初心者向きに解説します。
明治大学図書館所蔵の貴重書(複製版も含みます)をお見せする機会も設け、味わい深い時間を共有したいと考えています。
夏季には明治大学図書館のギャラリーにおいて「図書の文化史」というテーマのもとに明治大学図書館の貴重書の展示会が開かれます。復習の機会ともなりますので、こちらにもぜひ、お出かけください。
【講義概要】
第1回 4月11日(木) 明治大学中央図書館貴重室見学と12世紀彩色写本零葉
バチカン図書館が誇る蔵書のひとつである12世紀の中世彩色写本の零葉「聖母マリア讃詞集」【ファクシミリ版】および中世彩色写本の零葉をとりあげます。
第2回 4月18日(木) 13世紀の写本
「旧約聖書 詩篇集」 1250-1300年頃にベルギーで作成された写本を通して、当時の宗教生活について探ります。
第3回 4月25日(木) オランダ語時?書(写本)
15世紀末のオランダは写本制作の黄金時代といわれています。当時の代表的な作品の一つである本書の手彩色の美に触れてみましょう。
第4回 5月 9日(木) 体験学習。洋書の本作りに挑んでみましょう。(予定)担当キハラ製本アドバイザー
製本アドバイザー指導のもとに、ご自身用あるいはプレゼント用備忘録を作成してみませんか。
第5回 5月16日(木) 中世写本『貧者の聖書』【ファクシミリ版】
バチカン教皇庁立図書館の成り立ちなどを学ぶとともにその蔵本のひとつである本書について学びましょう。
第6回 5月23日(木) ザンクト・ガレン修道院図書館のミニアチュール
アイルランドの修道士ガルが創設したといわれるザンクトガレン修道院には、アイルランドの装飾写本の影響を受けたミニアチュールがあります。そのコレクションの研究書をもとにしばしミニアチュールを楽しみましょう。
第7回 5月30日(木) ピーターバラ中世動物譜 【ファクシミリ版】
14世紀初頭に、ピーターバラ大修道院(のちの大聖堂)で製作された写本です。当時のヨーロッパの人びとの動物に関する知識を整理し、体系的に解説したもので、本書には架空の動物、一角獣なども含めた挿絵があり、興味深いものです。
第8回 6月 6日(木) 文生書院(予定)
小口絵本など在庫の貴重書を見せていただきます。
第9回 6月13日(木) 『ヴェリスラフ聖書』【ファクシミリ版】
14世紀前半、ルクセンブルク朝のボヘミア王ヨハンおよびカレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)の宮廷公証人であった高級司祭ヴェリスラフの命により製作された絵解き聖書です。
第10回 6月20日(木) 植物誌【ファクシミリ版】
14世紀末に作成された 600点におよぶ植物、鉱物、哺乳動物など、日常生活の諸場面に関する記述と挿絵に魅せられます。
第11回 6月27日(木) マルコ・ポーロ 『驚異の書 : 東方見聞録 』
15世紀初頭にブルゴーニュで、当時最高の画家たちにより製作された豪華写本です。
第12回 7月 4日(木) 『ボドリ絵文書』【ファクシミリ版】
1509 年に制作された写本です。グーテンベルクの印刷術の発明後も写本は作られていました。この時代の写本の代表作の一つである本書を通じて、16世紀初めの写本について学びます。
第13回 7月11日(木) 【フィールドワーク】ワールド・アンティーク・ブック・プラザ(予定)
日本橋丸善にある貴重書のプラザで展示されている書物の解説をうかがいます。
今回は、挿絵のある写本および刊本を題材に、装飾写本や挿絵のある刊本の歴史に関心がある方を対象に、初心者向きに解説します。
明治大学図書館所蔵の貴重書(複製版も含みます)をお見せする機会も設け、味わい深い時間を共有したいと考えています。
夏季には明治大学図書館のギャラリーにおいて「図書の文化史」というテーマのもとに明治大学図書館の貴重書の展示会が開かれます。復習の機会ともなりますので、こちらにもぜひ、お出かけください。
【講義概要】
第1回 4月11日(木) 明治大学中央図書館貴重室見学と12世紀彩色写本零葉
バチカン図書館が誇る蔵書のひとつである12世紀の中世彩色写本の零葉「聖母マリア讃詞集」【ファクシミリ版】および中世彩色写本の零葉をとりあげます。
第2回 4月18日(木) 13世紀の写本
「旧約聖書 詩篇集」 1250-1300年頃にベルギーで作成された写本を通して、当時の宗教生活について探ります。
第3回 4月25日(木) オランダ語時?書(写本)
15世紀末のオランダは写本制作の黄金時代といわれています。当時の代表的な作品の一つである本書の手彩色の美に触れてみましょう。
第4回 5月 9日(木) 体験学習。洋書の本作りに挑んでみましょう。(予定)担当キハラ製本アドバイザー
製本アドバイザー指導のもとに、ご自身用あるいはプレゼント用備忘録を作成してみませんか。
第5回 5月16日(木) 中世写本『貧者の聖書』【ファクシミリ版】
バチカン教皇庁立図書館の成り立ちなどを学ぶとともにその蔵本のひとつである本書について学びましょう。
第6回 5月23日(木) ザンクト・ガレン修道院図書館のミニアチュール
アイルランドの修道士ガルが創設したといわれるザンクトガレン修道院には、アイルランドの装飾写本の影響を受けたミニアチュールがあります。そのコレクションの研究書をもとにしばしミニアチュールを楽しみましょう。
第7回 5月30日(木) ピーターバラ中世動物譜 【ファクシミリ版】
14世紀初頭に、ピーターバラ大修道院(のちの大聖堂)で製作された写本です。当時のヨーロッパの人びとの動物に関する知識を整理し、体系的に解説したもので、本書には架空の動物、一角獣なども含めた挿絵があり、興味深いものです。
第8回 6月 6日(木) 文生書院(予定)
小口絵本など在庫の貴重書を見せていただきます。
第9回 6月13日(木) 『ヴェリスラフ聖書』【ファクシミリ版】
14世紀前半、ルクセンブルク朝のボヘミア王ヨハンおよびカレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)の宮廷公証人であった高級司祭ヴェリスラフの命により製作された絵解き聖書です。
第10回 6月20日(木) 植物誌【ファクシミリ版】
14世紀末に作成された 600点におよぶ植物、鉱物、哺乳動物など、日常生活の諸場面に関する記述と挿絵に魅せられます。
第11回 6月27日(木) マルコ・ポーロ 『驚異の書 : 東方見聞録 』
15世紀初頭にブルゴーニュで、当時最高の画家たちにより製作された豪華写本です。
第12回 7月 4日(木) 『ボドリ絵文書』【ファクシミリ版】
1509 年に制作された写本です。グーテンベルクの印刷術の発明後も写本は作られていました。この時代の写本の代表作の一つである本書を通じて、16世紀初めの写本について学びます。
第13回 7月11日(木) 【フィールドワーク】ワールド・アンティーク・ブック・プラザ(予定)
日本橋丸善にある貴重書のプラザで展示されている書物の解説をうかがいます。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 阪田 蓉子 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授、日本図書館文化史研究会前代表 |
プロフィール | 明治大学図書館情報学研究会会長、日本図書館情報学会監事。図書の文化史および地域情報サービスが研究課題。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。教材用DVD監修『図書の文化史ー明治大学図書館所蔵資料』 |