講座詳細情報
申し込み締切日:2013-07-17 / 文学 / 学内講座コード:13120022
古代日本と朝鮮渡来文化
- 開催日
- 7月25日(木)、 7月26日(金)、 8月 1日(木)、 8月 2日(金)、 8月 8日(木)、 8月 9日(金)、 8月22日(木)、 8月23日(金)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 17:00~18:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
古代朝鮮から渡来人が日本列島に住み着くようになるのは、4世紀後半から5世紀初期以降の時期とされるが、古くは縄文時代の終り、紀元前3世紀頃の弥生時代から日本に定住したと考えられています。朝鮮半島からいち早く来日した渡来人の多くは京・畿内やその近隣に抱擁され、高度な学術や技芸、さらに労働力を日本の上代文化の発展のために寄与・提供し、彼らもまたその地域を安住の新生活の場としたのであります。
しかし、時代はようやく律令国家体制が整備される7世紀以降になると、彼らを遠く離れた東海・東国へ配置されたのであります。古代日本の東国における渡来人の配置は、大和を中心とした摂津・河内・山城などに居住する渡来人とは、かなり異なる性格を持っていたのでず。それは、古くから畿内に居住する渡来人の場合は、朝廷をはじめ中央豪族の厚遇と庇護を背景としたものであります。
本講座では、古代日本における朝鮮渡来文化をめぐって、現在も日本列島に残っている寺社・遺跡を中心に当時の日韓両国の歴史的背景や政治的・社会的影響などについて理解を深めて行きたいと思います。
【講義概要】
第1回 7月25日(木) 近江における息長氏
第2回 7月26日(金) 神功皇后と息長氏
第3回 8月 1日(木) 雄略朝以降の大伴・物部氏
第4回 8月 2日(金) 百済王善光と長野善光寺
第5回 8月 8日(木) 百済大宮と百済寺
第6回 8月 9日(金) 埼玉稲荷塚古墳と稲荷山古墳
第7回 8月22日(木) 新羅僧義湘と明恵上人
第8回 8月23日(金) 慈覚大師円仁と新羅坊の人々
古代朝鮮から渡来人が日本列島に住み着くようになるのは、4世紀後半から5世紀初期以降の時期とされるが、古くは縄文時代の終り、紀元前3世紀頃の弥生時代から日本に定住したと考えられています。朝鮮半島からいち早く来日した渡来人の多くは京・畿内やその近隣に抱擁され、高度な学術や技芸、さらに労働力を日本の上代文化の発展のために寄与・提供し、彼らもまたその地域を安住の新生活の場としたのであります。
しかし、時代はようやく律令国家体制が整備される7世紀以降になると、彼らを遠く離れた東海・東国へ配置されたのであります。古代日本の東国における渡来人の配置は、大和を中心とした摂津・河内・山城などに居住する渡来人とは、かなり異なる性格を持っていたのでず。それは、古くから畿内に居住する渡来人の場合は、朝廷をはじめ中央豪族の厚遇と庇護を背景としたものであります。
本講座では、古代日本における朝鮮渡来文化をめぐって、現在も日本列島に残っている寺社・遺跡を中心に当時の日韓両国の歴史的背景や政治的・社会的影響などについて理解を深めて行きたいと思います。
【講義概要】
第1回 7月25日(木) 近江における息長氏
第2回 7月26日(金) 神功皇后と息長氏
第3回 8月 1日(木) 雄略朝以降の大伴・物部氏
第4回 8月 2日(金) 百済王善光と長野善光寺
第5回 8月 8日(木) 百済大宮と百済寺
第6回 8月 9日(金) 埼玉稲荷塚古墳と稲荷山古墳
第7回 8月22日(木) 新羅僧義湘と明恵上人
第8回 8月23日(金) 慈覚大師円仁と新羅坊の人々
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 金 任仲 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主な著書・論文に『西行和歌と仏教思想』(笠間書院)、『日本文芸思潮史論叢』(ぺりかん社、共著)、「中世説話の和歌―和歌から説話へ」(『国文学解釈と鑑賞』72巻5号、2007)、「新羅僧元暁と義湘伝―『華厳縁起』を中心に」」(『文芸研究』106号、2008)「古代日本と朝鮮渡来文化-高麗神社と聖天院をめぐって」(『文芸研究』109号、2009)、「西行における華厳思想と和歌」(『文芸研究』115号、2011)、「新羅僧義湘と善妙の説話」(『文芸研究』118号、2012)など。 |