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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-05 / 文学 / 学内講座コード:13120018

「モノ」から見た東南アジア史

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月13日(土)、 4月20日(土)、 4月27日(土)、 5月11日(土)、 5月18日(土)、 5月25日(土)、 6月 1日(土)
講座回数
7回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
15,000円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
東南アジアの歩みを「モノ」、特に輸出品の変化から描き直すことも目的にします。古くは紀元前後から、今日に至るまで東南アジア地域は中国を中心に東アジアに「モノ」を輸出してきました。香木・象牙など伝統的な奢侈品に始まり、香辛料など世界貿易の中心になったモノもあります。また今日では自動車や電子製品を世界に向けて輸出しています。これらの変化を見ることで、東南アジア地域の歴史を見直してみましょう。

【講義概要】
第1回 4月13日(土) 「モノ」が語る歴史:初期南海貿易から電子立国まで
紀元前後に始まった東南アジアの「初期南海貿易」の実態と、その後の
変化を大きく捉え、現在「電子立国」にまでなった東南アジア諸国まで
の大きな歴史の流れを概観します。

第2回 4月20日(土) ナツメグ・メース、クローブ:世界を動かした香辛料(1)
現在のインドネシアのごく一部の島にしか生育しなかった植物から生み出される香辛料。ナツメグ・メース(肉ずく)、クローブ(丁字)などの香
辛料のそれぞれの特質を抑え、国際的な貿易ネットワークを見ます。

第3回 4月27日(土) 胡椒:世界を動かした「香辛料」(2)
香辛料の第2回目として主に胡椒を取り上げます。その特性、歴史文献
に見られる利用方法、そして胡椒をめぐる「抗争の海アジア」とヨーロ
ッパ勢力の進出を扱います。

第4回 5月11日(土) 錫:イギリスが求めたメタル
19世紀に人類が必要とした鉱物資源の錫。その錫を求めて大英帝国は、
インドからシンガポール、そしてマレー半島へと進出してきます。また、
錫は東南アジアを代表する伝統的な輸出品でした。その特性と利用方法
に触れます。

第5回 5月18日(土) 天然ゴム:ダンロップとフォードそして植民地支配
ダンロップとフォードという2人の人物の発明と改良を契機にして、東
南アジアは天然ゴムの世界の「栽培地」へと変貌していきます。このこ
とにより、東南アジアには大量の移民労働力が流入し、今日の多民族社
会原型ができあがっていきます。

第6回 5月25日(土) パーム油:経済の多角化と環境問題
独立国家となった東南アジアの国々は経済活動多角化のために新しい商
品作物を導入し、モノカルチャア経済構造からの脱却を図ります。
その代表例であるパーム油をとりあげます。また、今日では、健康ブームにより新たな環境問題を生み出しています。

第7回 6月 1日(土) 自動車と電子製品:工業製品輸出国への道
1980年代半ば以降、急速な外資の導入により、東南アジア諸国の輸出
構造は劇的な変化を経験しました。そして、近年では、東南アジア域内
の市場が形成されることにより、新たなマーケットが生まれつつあります。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 鳥居 高
肩書き 明治大学商学部教授、大学院・教養デザイン研究科担当
プロフィール 東南アジアの政治経済と近現代史を専門にしています。地域的には、海に浮かぶイスラーム世界・島嶼部東南アジアです。
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