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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-24 / 文学 / 学内講座コード:12220048

『文正草子』を読む ーお伽草子を読む5ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 2日(火)、10月 9日(火)、10月16日(火)、10月23日(火)、10月30日(火)、11月 6日(火)、11月13日(火)、11月20日(火)、11月27日(火)、12月 4日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
21,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
注釈付きの翻刻テキストを用いて御伽草子作品をじっくり味読してみたいと思います。室町物語・中世小説などとも呼ばれるお伽草子の味読を通して、その面白さや魅力に触れること、併せて、中世後期の宗教や文化などについて、その一端を窺い知ることを目的とします。
今回は、お伽草子のなかでもよく知られた作品のひとつで庶民物の代表作でもある、『文正草子』を取り上げます。主家を追放された主人公「文太」は塩屋に身を寄せたところから運が開け、塩焼きで大成功をおさめて長者となり、「文正」と名を改めます。そして、その後文正は鹿島明神に祈願して四十を過ぎた妻に娘二人を授かり、やがて、その娘のうち姉が関白の若君と結ばれて北の方となり、妹が帝と結ばれて中宮となり、自身も大納言に任じられるという、おめでたい立身出世の夢物語です。お伽草子のなかでは長編ですが、申し子・見ぬ恋・貴種流離などのモチーフを含み、見どころの多い作品です。

【講義概要】
第1回 10月 2日(火) 『文正草子』について

第2回 10月 9日(火) 『文正草子』講読1

第3回 10月16日(火) 『文正草子』講読2

第4回 10月23日(火) 『文正草子』講読3

第5回 10月30日(火) 『文正草子』講読4

第6回 11月 6日(火) 『文正草子』講読5

第7回 11月13日(火) 『文正草子』講読6

第8回 11月20日(火) 『文正草子』講読7

第9回 11月27日(火) 『文正草子』の諸本

第10回 12月 4日(火) 『文正草子』の周辺

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 渡 浩一
肩書き 明治大学国際日本学部教授・明治大学博物館副館長
プロフィール 埼玉大学教養学部卒、東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了、東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。専攻は日本文化史。主な研究テーマは、「地蔵信仰史」「日本人の冥界思想」「説話と説話画」および「外国人の見た日本」。著書に『延命地蔵菩薩経直談鈔』(編著、勉誠社)、『日本文学と仏教第7巻・霊地』(共著、岩波書店)、『一四巻本地蔵菩薩霊験記』(共編、校注・解説、三弥井書店)、『室町物語草子集』(共編著、校注・訳・解説、小学館新編日本古典文学全集63)、『お地蔵さんの世界―救いの説話・歴史・民俗―』(慶友社)など。
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