講座詳細情報
申し込み締切日:2012-09-20 / 文学 / 学内講座コード:12220042
万葉集の世界 ー巻六を読むー
- 開催日
- 9月28日(金)、10月19日(金)、11月 9日(金)、11月30日(金)、12月14日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 17:00~18:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
後期も前期に引き続き万葉集の巻六を読みます。この巻は巻五とともに天平の歌をおさめる雑歌集で、巻五が筑紫歌壇の歌を中心としていたのに対し、奈良宮廷を舞台として詠まれた歌を中心としています。作歌年代やその性格から考えて巻一の続編ともいわれるこの巻は、養老七年(723)から天平十六年(744)までの二十二年間の歌を年代順に並べており、公的記録としての一面もあります。
また、この巻で中心となる歌人は、万葉第三期を代表する笠金村、車持千年、山部赤人です。彼らによって自然を客観化した叙景歌が詠まれ、新しい宮廷賛歌が作り上げられました。ときに「山柿の門」と赤人と並び称された柿本人麻呂の歌と比較しながら、万葉第三期の歌人たちの美意識や世界観について考えてみたいと思います。
【特記事項】
参考文献 「万葉集-全訳注原文付(一)~(四)」(中西進著、講談社文庫)
【講義概要】
第1回 9月28日(金) 旅人帰京歌群
第2回 10月19日(金) 坂上郎女と月の歌群
第3回 11月 9日(金) 官人たちの宴歌(2)
第4回 11月30日(金) 天平十二年の聖武天皇
第5回 12月14日(金) 久邇京の歌
後期も前期に引き続き万葉集の巻六を読みます。この巻は巻五とともに天平の歌をおさめる雑歌集で、巻五が筑紫歌壇の歌を中心としていたのに対し、奈良宮廷を舞台として詠まれた歌を中心としています。作歌年代やその性格から考えて巻一の続編ともいわれるこの巻は、養老七年(723)から天平十六年(744)までの二十二年間の歌を年代順に並べており、公的記録としての一面もあります。
また、この巻で中心となる歌人は、万葉第三期を代表する笠金村、車持千年、山部赤人です。彼らによって自然を客観化した叙景歌が詠まれ、新しい宮廷賛歌が作り上げられました。ときに「山柿の門」と赤人と並び称された柿本人麻呂の歌と比較しながら、万葉第三期の歌人たちの美意識や世界観について考えてみたいと思います。
【特記事項】
参考文献 「万葉集-全訳注原文付(一)~(四)」(中西進著、講談社文庫)
【講義概要】
第1回 9月28日(金) 旅人帰京歌群
第2回 10月19日(金) 坂上郎女と月の歌群
第3回 11月 9日(金) 官人たちの宴歌(2)
第4回 11月30日(金) 天平十二年の聖武天皇
第5回 12月14日(金) 久邇京の歌
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了。博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交易」についての研究を行う一方、琉球文学の研究も行う。主な論文に『遠野のはじめの物語』、『神話としての「一夜孕み」』、『境界を越えていく女』がある。 |