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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-17 / 世界史:文学 / 学内講座コード:12220014

101年目の辛亥革命・中華民国から考える ー明大アジア史講座No.(16)ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月25日(火)、10月 9日(火)、10月23日(火)、11月 6日(火)、11月20日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
13,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
2012年は辛亥革命101周年、中華民国成立101年目にあたります。100周年の昨年は日本でも各地で記念行事がおこなわれましたが、学術レベルでは、辛亥革命と革命によって誕生した中華民国に対して、さまざまな角度からとらえなおしが進められています。「孫文らが清朝を倒して中華民国を樹立したが、混乱はつづき、毛沢東らが革命を完成させた」という教科書的な理解から離れ、辛亥革命・中華民国の諸相から現代中国の諸問題を考えます。
歴史好きな方、中国や日中関係に関心のある方の受講を歓迎します。

【講義概要】
第1回 9月25日(火) 江蘇省の地方改革からみた辛亥革命前後の中国
辛亥革命は、孫文ら革命派によって起こされたのでしょうか。革命前夜の中国社会では、何が起こっていたのでしょうか。江蘇省という一地方における改革運動から辛亥革命とその後の中国の政治社会について考えます。

第2回 10月 9日(火) 辛亥革命後の日本企業と中国社会ー上海の事例から
今から100年ほど前にも、辛亥革命と第一次世界大戦をきっかけとした日本企業の上海進出ブームがありました。現代にも通じる課題として、日本企業と民国期の中国社会の相互関係を振り返りたいと思います。

第3回 10月23日(火) 日本と中国の狭間でー対日協力者の中国
近代日本が中国に勢力を伸ばすと、現地では抵抗が起きる一方、様々な思惑から日本側との協調・協力を選択する中国人も出てきました。本講では日本に協力した中国人の思惑・活動とその後について考えていきます。

第4回 11月 6日(火) 辛亥革命とチベット――ダライラマ13世の独立宣言とチベットの近代化――
辛亥革命後、亡命先から帰国したダライラマ13世はチベットの独立を宣言し、近代化政策を推進しました。辛亥革命が中国・チベット関係に与えた影響ならびにチベット史における辛亥革命の意義を考察します。

第5回 11月20日(火) ジェンダーの視点から民国期をふりかえる
女性たちは民国革命にいかにかかわったのか、五四時期の新思想に目覚めた女性たちはその後どんな道を歩んだのか。民国期という大きな変動の時代をジェンダー(社会的に構成された性別)という視点から振り返ってみたいと思います。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 高田 幸男
肩書き コーデイネータ・明治大学文学部教授
プロフィール 専門は中国近現代史、とくに江南地域社会史、近代教育史。『新史料からみる中国現代史』(共編著、2010年)、『現代中国の歴史』(共著、2008年)ほか。最近は明治大学等日本の大学に留学したアジア人留学生に関する共同研究もやっています。
名前 小松原 ゆり
肩書き 明治大学文学部兼任講師・早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所招聘研究員
プロフィール 博士(史学)。一橋大学社会学部卒業、明治大学大学院単位取得退学後、現職。専門はチベット史、清朝史。主な論文は「チベット俗人官僚の子弟教育」(『駿台史学』143)、「18世紀後半期のカロンから見たチベット・清関係」(『内陸アジア史研究』25)等。
名前 関 智英
肩書き 千葉商科大学非常勤講師
プロフィール 東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。専門は、近現代日中関係史。主な論著に「『蒙疆』と日本のモンゴル統治」『近代中国研究彙報』30号、「袁殊と興亜建国運動」『東洋学報』94巻1号、『文革-南京大学14人の証言』(築地書館、共同編訳)等。
名前 秋山 洋子
肩書き 中国女性史研究会
プロフィール 専門は、中国の女性学、近現代中国の女性文学など。2012年3月まで駿河台大学で留学生教育に携わった。著書に『私と中国とフェミニズム』(インパクト出版会)、共編訳書に『中国の女性学』(勁草書房)、『中国女性の100年』(青木書店)。
名前 今井 就稔
肩書き 日本学術振興会特別研究員(PD)
プロフィール 専門は20世紀前半の上海経済です(博士論文:『日中戦争期上海資本家の研究--経済構造の変容と対日関係の模索』)。中国経済に関しては、現在か「これから」の話に関心をお持ちの方が大半ですが、この講座では「昔」から現在を考えてみようと思います。
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