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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-04-01 / 文学 / 学内講座コード:12120044

江戸の戯作文学に親しむ パート5 ―黄表紙・滑稽本の世界―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月 9日(月)、 4月23日(月)、 5月 7日(月)、 5月21日(月)、 6月 4日(月)、 6月11日(月)、 6月25日(月)、 7月 9日(月)、 7月23日(月)、 8月 6日(月)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
24,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
本講座では、時空を超えて江戸の通俗小説の世界を探訪します。
明治時代の初等教育用教科書『読方入門』、妖怪が登場する楽しいテキスト・江戸の草双紙の昔話ものから学びはじめ、くずし字に慣れてから、十返舎一九の黄表紙二作品を読んでみます。
黄表紙は、絵が主役の読物で、現代のコミックのような作品です。おおよそひらがなで書かれています。作者の一九自身が書いた読みやすい字ですので、読解の基本となる変体仮名を覚えるのに最適です。
滑稽本は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』が代表的作品です。今まであまり紹介されていない『続膝栗毛』五編を読みます。
滑稽本は、黄表紙より字が大きく、読みやすいうえ、ほぼ全漢字にふり仮名付きなので、しだいに漢字のくずし方にも慣れるでしょう。
また江戸の出版物、風俗や時代背景に言及するとともに、江戸の出版事情を理解するために、実物の版本に触れる機会も設けたいと思います。
変体仮名の読解は、けっして難しいものではありません。初めて仮名を覚えた幼少期に生まれ変わったつもりで、ひとつずつ楽しく習得していきましょう。
なお、第一回は、共通ガイダンスです。第二回以降は、新しいテーマで講義します。

【講義概要】
第1回 4月 9日(月) 変体仮名に親しむ1
明治時代の初等教育用教科書『読方入門』、アダム・カバット『妖怪草子くずし字入門』基礎編をテキストとして変体仮名に慣れ、絵解きも行います。

第2回 4月23日(月) 変体仮名に親しむ2
江戸の草双紙の昔話ものを読み、江戸の世態風俗を読み解きます。

第3回 5月 7日(月) 十返舎一九の黄表紙を読む1
一九の黄表紙は、文字も絵も一九が書きました。絵も楽しんで読みましょう。

第4回 5月21日(月) 十返舎一九の黄表紙を読む2
一九の黄表紙は、文字も絵も一九が書きました。絵も楽しんで読みましょう。

第5回 6月 4日(月) 十返舎一九の黄表紙を読む3
一九の黄表紙は、文字も絵も一九が書きました。絵も楽しんで読みましょう。

第6回 6月11日(月) 十返舎一九の黄表紙を読む4
一九の黄表紙は、文字も絵も一九が書きました。絵も楽しんで読みましょう。

第7回 6月25日(月) 滑稽本『続膝栗毛』を読む1
『続膝栗毛』五編上の前半を読みます。

第8回 7月 9日(月) 滑稽本『続膝栗毛』を読む2
『続膝栗毛』五編上の後半を読みます。

第9回 7月23日(月) 滑稽本『続膝栗毛』を読む3
『続膝栗毛』五編下の前半を読みます。

第10回 8月 6日(月) 滑稽本『続膝栗毛』を読む4
『続膝栗毛』五編下の後半を読みます。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 二又 淳
肩書き 明治大学法学部兼任講師
プロフィール 1969年生まれ。青森県出身。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。江戸時代の黄表紙・滑稽本・人情本を中心とした戯作文学、とくに山東京伝や十返舎一九などの作品、江戸の出版事情について研究。現在、早稲田大学・武蔵大学などで講師兼任。
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