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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-09-27 / 文学 / 学内講座コード:11220054

『長宝寺よみがへりの草子』を読む お伽草子を読む 4

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 4日(火)~12月13日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
21,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
注釈付の翻刻テキストを用いてお伽草子作品をじっくり味読してみたいと思います。室町物語・中世小説などとも呼ばれるお伽草子の味読を通して、中世後期の宗教や文化などについて、その一端を窺い知ることを目的とします。今回は大阪市平野区長宝寺に伝わる冥界遍歴物語『長宝寺よみがへりの草子』を取り上げます。
長宝寺の慶心という尼僧が住職の身代わりに閻魔大王の招請であの世に赴き、様々な地獄の有様を目のあたりにしたのち、大王から人々に逆修(ぎゃくしゃ)を勧めるよう告げられて蘇生するという物語です。
逆修とは生前にあらかじめ仏事を修して自らの死後の冥福を祈ることで、中世に流行しました。娑婆に還る慶心尼に精霊たちが次々と娑婆の縁者に追善供養を依頼する伝言を頼みに来るなど、葬式仏教の成立過程を窺い知ることのできる作品でもあります。

【講義概要】
第1回 10月 4日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』について
作品の概要
第2回 10月11日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む1
講読
第3回 10月18日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む2
講読
第4回 10月25日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む3
講読
第5回 11月 8日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む4
講読
第6回 11月15日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む5
講読
第7回 11月22日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む6
講読
第8回 11月29日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』を読む7
講読
第9回 12月 6日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』の周辺1
日本仏教の冥界思想
第10回 12月13日(火) 『長宝寺よみがへりの草紙』の周辺2
逆修信仰と欲参り

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 渡 浩一
肩書き 明治大学国際日本学部教授、明治大学博物館副館長
プロフィール 埼玉大学教養学部卒、東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了、東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。専攻は日本文化史。主なテーマは、「地蔵信仰史」「日本人の冥界思想」「説話と説話画」および「外国人の見た日本」。著書に『延命地蔵菩薩経直談鈔』(編著、勉誠社)、『日本文学と仏教第7巻・霊地』(共著、岩波書店)、『十四巻本地蔵菩薩霊験記』(共編、校注・解説、三弥井書店)、『室町物語草子集』(共編著、校注・訳・解説、小学館新編日本古典文学全集63)、『唱導文化の比較研究』(共著、岩田書院)など。
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