講座詳細情報
申し込み締切日:2011-04-12 / 文学 / 学内講座コード:11120055
平家物語・その光と影(十三)
- 開催日
- 4月19日(火)、 5月10日(火)、 5月24日(火)、 6月 7日(火)、 6月21日(火)、 7月 5日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
語りもの『平家物語』は、諸行無常と盛者必衰という理(ことわり)のもとに、平清盛とその一門の滅亡をつづったものであると通常受けとられているようです。それはその通りでしょうが、しかもそれよりも一層深く、「歴史」というものが遠いかなたから送り込んでくる「運命」、
すなわち「歴史的運命」と、それに翻弄されるこの世の、有名無名にかぎらぬ無数の人びとの生と死とを、時には表立って、時には裏に隠しながら描き出した、その意味でまことに「恐ろしい」作品であるとも読めるでしょう。その「恐ろしさ」を、21世紀に生き死にする私たち自身の「歴史的運命」と重ね合わせながら考えてみたいと思っています。
語りもの『平家物語』は、諸行無常と盛者必衰という理(ことわり)のもとに、平清盛とその一門の滅亡をつづったものであると通常受けとられているようです。それはその通りでしょうが、しかもそれよりも一層深く、「歴史」というものが遠いかなたから送り込んでくる「運命」、
すなわち「歴史的運命」と、それに翻弄されるこの世の、有名無名にかぎらぬ無数の人びとの生と死とを、時には表立って、時には裏に隠しながら描き出した、その意味でまことに「恐ろしい」作品であるとも読めるでしょう。その「恐ろしさ」を、21世紀に生き死にする私たち自身の「歴史的運命」と重ね合わせながら考えてみたいと思っています。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 大野 順一 |
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肩書き | 詩人、日本文芸家協会会員 |
プロフィール | 筆名大野純。元明治大学文学部教授。専攻は平家物語、日本文芸思想史。主著『平家物語における死と運命』『死生観の誕生』『詩集幻化逍遥』『詩と死と実存−日本文芸思想史研究』(第5回茗水クラブ学術奨励賞受賞)『色好みの系譜−日本文芸思想史』『句集風吟帖』『わが内なる唐木順三』『芭蕉と生きる十二の章』ほか、編著・論文など多数。 |