講座詳細情報
申し込み締切日:2023-07-19 / その他教養
【公開講座】千代田区の江戸怪談 ~随筆『耳袋』で訪ねる奇異(きい)散歩~
- 開催日
- 配信期間:7月25日(火)~9月3日(日)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 動画配信(開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。)
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- -
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
江戸時代の文化人たちは、後世「江戸随筆」(近世随筆)などと呼ばれることになる雑記帳に、硬軟織り交ぜた様々なことがらを記録していました。また、彼らは集まるたびに多種多様な情報を交換し、ときにはこうした雑記帳を貸し借りしたりしつつ、話題を共有していました。
最新のニュースから考古学的発見、あるいは奇妙な人物や動植物、さらには流行の服装から珍しい食べ物に至るまで。あらゆる話題の詰まったそのノートは、さながら現代人が常に持ち歩き、せっせとSNSやブログを更新しているスマートフォンかタブレット端末のようなものだったと言えるでしょう。
さて、そんな江戸随筆には、ときに世の中を騒がせる怪しげな噂の類も書き留められていました。とくに、江戸南町奉行をつとめた根岸肥前守鎮衛(ねぎし ひぜんのかみ やすもり)が遺した『耳袋』(みみぶくろ)には、江戸を舞台とし、当時、一応の「実話」として流通していた奇妙な話がたくさん記されています。
南町奉行所は現在の千代田区有楽町にあり、『耳袋』には千代田区界隈の怪談奇談も多く含まれます。大江戸を飛び交っていた不思議な「実話」を読んでから千代田区を闊歩すれば、きっと、いつもとは少し違った景色が浮かび上がってくることでしょう。
最新のニュースから考古学的発見、あるいは奇妙な人物や動植物、さらには流行の服装から珍しい食べ物に至るまで。あらゆる話題の詰まったそのノートは、さながら現代人が常に持ち歩き、せっせとSNSやブログを更新しているスマートフォンかタブレット端末のようなものだったと言えるでしょう。
さて、そんな江戸随筆には、ときに世の中を騒がせる怪しげな噂の類も書き留められていました。とくに、江戸南町奉行をつとめた根岸肥前守鎮衛(ねぎし ひぜんのかみ やすもり)が遺した『耳袋』(みみぶくろ)には、江戸を舞台とし、当時、一応の「実話」として流通していた奇妙な話がたくさん記されています。
南町奉行所は現在の千代田区有楽町にあり、『耳袋』には千代田区界隈の怪談奇談も多く含まれます。大江戸を飛び交っていた不思議な「実話」を読んでから千代田区を闊歩すれば、きっと、いつもとは少し違った景色が浮かび上がってくることでしょう。
備考
詳細は共立女子大学・共立女子短期大学公開講座HPをご確認ください。講座内容及び開講日、開講形態は変更する場合があります。
講師陣
名前 | 今井 秀和(いまい ひでかず) |
---|---|
肩書き | 共立女子大学 文芸学部 専任講師 |
プロフィール | 1979年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター(京都府)の機関研究員などを経て、共立女子大学文芸学部専任講師。大東文化大学大学院博士後期課程修了。博士(日本文学)。専攻は日本文学研究、民俗学、比較文化論。主として中世から近世(江戸期)にかけての神仏・妖怪・呪術の文化史およびイメージの変遷などを研究している。著書に『異世界と転生の江戸 平田篤胤と松浦静山』(白澤社)、訳・解説に『天狗にさらわれた少年 抄訳仙境異聞』、『世にもふしぎな化け猫騒動』(ともにKADOKAWAソフィア文庫)。 |