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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-05-24 / その他教養

【公開講座】教育環境・学校建築から読み解く教育思想 ~『窓ぎわのトットちゃん』をテキストにして~

主催:共立女子大学・共立女子短期大学共立女子大学・共立女子短期大学  公開講座(対面)(東京都)]
問合せ先:共立アカデミー TEL:03-3512-9981
開催日
6月3日(土)
講座回数
1回
時間
13:00~15:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
 - 
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

「教育には環境が重要である」とよく耳にしますが、「環境」とは具体的に何を示すのでしょうか。学習環境、家庭環境、社会環境、などが思い浮かびます。たとえば、自分の通った小学校を思い出してみましょう。友達、先生、学校行事などと並んで目に浮かぶのは、教室、校舎、運動場など学校建築の姿ではないでしょうか。そう考えるならば、学校建築のあり方が教育環境として子どもの成長・発達に対して何らかの影響を及ぼしているのではないかと考えられます。
 身の回りに当たり前にある「環境」はふだん意識することがないため、それを読み解くのは難しい作業ですが、学校建築をはじめとする教育環境を読み解く視点を身につけると、今まで見えて来なかった景色が大きく開けてきます。そして、それが意図せず無目的に構成されているのではなく、教育する大人の教育観(教育思想)を反映したものであることに気づきます。
 このような視点から、本講演では、黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』をテキストにして、トットちゃん(著者の黒柳さん)が子ども時代をすごしたトモエ学園という一風変わった小学校の教育環境・学校建築と教育思想との関係を検討します。テキストや校舎の設計図などから様々な環境的・建築的特徴が読み取れますが、それは当時世界的に広まっていた「新教育」と呼ばれる「子ども中心」主義の教育思想を反映させたものでした。

備考

※本講座は、研修センター杉並寮での【対面での開講】を予定しております。
詳細は共立女子大学・共立女子短期大学公開講座HPをご確認ください。講座内容及び開講日、開講形態は変更する場合があります。

講師陣

名前 小林 正泰(こばやし まさひろ)
肩書き 共立女子大学 家政学部 准教授
プロフィール 共立女子大学家政学部児童学科准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京学芸大学特任講師などを経て現職。専門分野は日本教育史。近現代東京を対象として、教育環境としての学校や地域社会の歴史的変遷を研究。著書に『関東大震災と「復興小学校」―学校建築にみる新教育思想』(勁草書房 2012年)、『各種学校の歴史的研究―明治東京・私立学校の原風景』(東京大学出版会 2008年,共著)『港区教育史 くらしと教育編』(2023年,共著)など。
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