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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-06-23 / 日本史:芸術・文化:その他教養

【公開講座】〔Web講座〕千代田城大奥と武家女性の衣生活

主催:共立女子大学・共立女子短期大学共立アカデミー対面講座(神田一ツ橋キャンパス)(東京都) / 共立女子大学・共立女子短期大学  公開講座(オンライン)(東京都) / 共立アカデミー オンライン講座(東京都)]
問合せ先:共立アカデミー TEL:03-3512-9981
開催日
配信期間:6月30日(水)~7月29日(木)
講座回数
1
時間
動画配信(開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。)
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
 - 
定員
 - 
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

「きもの」の原形である小袖は、平安時代までは日々肉体的活動を求められた庶民がこれを着用していたが、それは筒袖で、模様を付けることもなく非常に簡単なものであった。しかし武家が世の支配者となった鎌倉時代以降、武家の小袖においては公家の大袖に似せた袂が付けられるようになり、さらに室町時代を経て桃山時代に武家の支配者としての地位が盤石なものになると、武家の小袖は、男女ともに華やかな加飾を伴うものとなった。
 江戸時代には男女の衣服に大きな違いが表れる。「表」の世界にいる男性の小袖は、この時代に確立された厳格な身分制度を反映して、色や意匠に自由な選択が許されず、様式の変遷や流行現象をほとんど生じなかった。これに対して「奥」の世界にいた女性は、社会秩序を乱さない限り比較的自由が許されたため、小袖様式の選択においても多様な選択肢を持つことができた。
 千代田区は千代田城(旧江戸城)の外堀にほぼ囲まれた区域で、「千代田区」という地名は、江戸城がかつて「千代田城」と呼ばれていたことから付けられている。この講演では、千代田城の大奥に代表される上流武家女性の衣生活について、その特徴や時代的変化について述べるが、またその底流となっている武家としての価値観や美意識についても述べる。さらに武家女性の衣服が実際にどのように発注され、どのように制作され、納品されたのか、支払いはどのようにされていたのかなどにも触れる。

備考

2021年度の公開講座は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため
すべて動画配信型講座を予定しております。
(受講料無料・会費不要)

開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。。
なお、配信期間は配信日から1か月間です。
※ご視聴には、パソコン‧スマートフォン‧タブレットなどのデバイス及び、
 通信容量を気にせずアクセスできるインターネット環境が必要です。
 通信にかかる費用は、各自ご負担ください。
※動画および資料の著作権は共立女子学園または講座担当講師に帰属します。
 講座の視聴URL、パスワード、教材等を第三者と共有すること、
 講座動画の撮影(スクリーンショット含む)、録画、録音、また教材の複製‧二次利用などは禁止させていただきます。

講師陣

名前 長崎 巌
肩書き 共立女子大学家政学部 教授 ・共立女子大学博物館館長
プロフィール 専門は日本染織・服飾史。世界の美術館が所蔵する日本染織品の調査・研究をライフワークとしている。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程芸術学専攻単位取得修了。東京国立博物館学芸部工芸課染織室長を経て、2002年より現職。2005年、きもの文化賞受賞。日本染織に関する著書多数。

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