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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-03-22 / ドイツ語 / 学内講座コード:231R044002

文学精読 デリエの短編小説

主催:慶應義塾大学 外国語教育研究センター慶應義塾大学 外国語教育研究センター オンライン講座 公開講座「慶應外語」(東京都)]
問合せ先:外国語教育研究センター 公開講座 慶應外語事務室 TEL:03-5427-1592
開催日
04月19日(水)~07月12日(水)
講座回数
12回
時間
19:30~21:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

現代ドイツ映画界を牽引する映画監督ドーリス・デリエ(Doris Dörrie, 1955-)は、作家としても多くの文学作品を発表しています。本講座では、ドイツという国家の歴史とそれぞれの個人史とが交錯する場面が表現されると同時に、文化の枠を越えた普遍的な人間性についての考察も織り込まれた短編集 „Was wollen Sie von mir?“ (1989)から、現代における愛のかたちにまつわる4つの作品を取り上げて精読をおこなってまいります。

備考

自然に言語を習得する年少者の場合とは異なり、大人が自発的な努力と論理的理解をつうじて効果的に外国語を習得してゆく際の技法を実践的に習得していただくことが、本講座の主たる目的となります。まずは毎週の予習として、授業計画にしたがって次の授業で扱う予定の作品の和訳を考えていただき、授業内ではおよそ1~2文ごとに交代で音読・和訳の発表をおこなっていただきます。その際、語学学習がただの丸暗記に終わらないように、辞書の引き方、辞書の項目内の注目すべき箇所などについても指導させていただき、論理的に理解して覚えるという習慣を身につけていただきます。本講座では、このように個々の単語の意味や文法構造を丁寧に読み取ってゆき、さらには作品の内容的な解釈についても積極的に意見を交換させていただくことで、文学作品を味わう楽しみとともにドイツ語読解能力の向上を目指してまいります。また、外国語の深い理解のためには母国語についての反省も欠かせませんので、訳語ひとつひとつの日本語表現をなおざりにすることなく、言語全般についての感受性を高めていただくことにもなります。さらに、外国語の理解はその言語が使われている地域の文化を理解することと表裏一体であるという前提に立ち、作品の歴史的・文化的背景について、必要に応じてパワーポイント資料を用いた解説も実施してまいります。

講師陣

名前 宮下 みなみ
肩書き みやした みなみ
プロフィール 【講師からのコメント】
デリエの短編小説には、余剰のない研ぎ澄まされた文体で、人生の短いワンシーンの印象が凝縮されて描かれています。人が人を愛することの危うさと美しさというテーマを基軸に展開される重厚なデリエの文学世界を、ぜひじっくり味わっていただければ幸いです。
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