大学公開講座のセカンドアカデミー

　外国語で作文するには、文を読んで理解するのとは異なり、文の隅々にまで気を配らなければなりません。また、文法や文型を正確に理解していなければ正しい文を書くことはできませんので、作文の練習は言語を習得するための非常に優れた手段であると言えるでしょう。本講座では、基本となる文法と文型について学習しながら、和文独訳のトレーニングを通してドイツ語の運用力を鍛えます。

　各回の授業では特定の基本文型をテーマとして取り上げて、それに従って学習していきます。作文練習に使用する問題も各回のテーマに沿ったものとし、短い日本語の文を正確にドイツ語に翻訳できるようにトレーニングします。
　シンタックス（統語論）では、ドイツ語の文は主語や述語のほか、目的語や補足語、添加語などさまざまな「文成分」から構成されていると考えます。普段、作文の練習をする際に語順について迷うことが多いという方には、ぜひ一度基本文型について学習することをお勧めします。自分で「文成分」の分析ができるようになると基本的な文構造に対する理解が深まり、語順の問題で悩む必要がなくなります。
　当講座では、文法と基本文型に関する知識を総合的に運用する力を身につけることにより、ドイツ語検定の3級や2級に合格することを到達目標とします。

名前	滝藤　早苗
肩書き	たきとう　さなえ
プロフィール	【講師からのコメント】 各回の授業で作文の練習問題を10問程度扱います。学習の効果をあげるためにも必ず予習をしてください。