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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-09-05 / ドイツ語 / 学内講座コード:222R044002

【ドイツ語】文学精読

主催:慶應義塾大学 外国語教育研究センター慶應義塾大学 外国語教育研究センター オンライン講座 公開講座「慶應外語」(東京都)]
問合せ先:外国語教育研究センター 公開講座 慶應外語事務室 TEL:03-5427-1592
開催日
10月05日(水)~01月11日(水)
講座回数
12回
時間
19:30~21:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

エーリッヒ・ケストナー(1899-1974)は日本では児童文学作家として有名ですが、実は彼は風刺的リアリズムによって社会を批判する新即物主義の作家として活躍し、世界大戦時には「来るべき残虐行為の証人」としてドイツに留まり、ナチズムに対する抵抗を続けました。本講座では作品集『大人のためのケストナー』から抜粋した、人生の酸いも甘いも知った彼ならではのユーモアと悲しみに満ちた詩やエッセイを精読してまいります。

備考

自然に言語を習得する年少者の場合とは異なり、大人が自発的な努力と論理的理解をつうじて効果的に外国語を習得してゆく際の技法を実践的に習得していただくことが、本講座の主たる目的となります。まずは毎週の予習として、授業計画にしたがって次の授業で扱う予定の作品の和訳を考えていただき、授業内ではおよそ1フレーズごとに交代で音読・和訳の発表をおこなっていただきます。その際、語学学習がただの丸暗記に終わらないように、辞書の引き方、辞書の項目内の注目すべき箇所などについても指導させていただき、論理的に理解して覚えるという習慣を身につけていただきます。個々の単語の意味や文法構造を丁寧に読み取ってゆき、作品の内容的な解釈についても積極的に意見を交換させていただくことで、文学作品を味わう楽しみとともにドイツ語読解能力の向上を目指してまいります。本講座では韻文作品と散文作品を両方扱いますので、それぞれの違った文体感覚についての理解も深めていただけるはずです。また、外国語の深い理解のためには母国語についての反省も欠かせませんので、訳語ひとつひとつの日本語表現をなおざりにすることなく、言語全般についての感受性を高めていただくことにもなります。さらに、外国語の理解はその言語が使われている地域の文化を理解することと表裏一体であるという前提に立ち、作品の歴史的・文化的背景について、必要に応じてパワーポイント資料を用いた解説も実施してまいります。

講師陣

名前 宮下 みなみ
肩書き ミヤシタ ミナミ
プロフィール 【講師からのコメント】
ケストナーの具体的なイメージを駆使した物語性のある韻文作品と、時代性があり皮肉の効いた散文作品、それぞれの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
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