大学公開講座のセカンドアカデミー

インターネット時代の現代においては日常的にネットを通じて英語と接することが多いです。そこでニュース会社が配信をしている短時間の動画ニュースを通じて時事英語を学びます。世界中の様々なニュースと英語に接することができます。授業では主にリスニングとリーディングを中心に学びます。演習を通じてイディオムや文法の復習も行い、上級への橋渡しとします。さらに英語で考え表現をする問題も演習します。

　インターネットの利用を通じて、我々は英語で発信されている様々なニュースと日々接することが可能です。この授業では「AFP World News Report 2」を用いて世界各地の幅広い内容の動画ニュースによる時事英語から学習を進め、各課１つ１つのトピックの内容について精読し、時事英語からどのように自らの活動に必要な情報や知識を得ていくかということについて学びます。主にリスニングやリーディングを通じて学びます。
教材で取り上げる問題をリーディングやリスニングをベースに演習します。その上で英語で考え表現する問題にも取り組みます。そして長文の読解ができるようになったり、内容のある手紙や、トピックについてのレポートなどを、しっかり書く上でのキーポイントを学びます。また各回で取り上げる内容に基づく形で文法もそれぞれ取り上げ復習します。なおオンライン学習で用いる教材は欧米の出版社の教材より少し安い価格設定のものを用いています。
　講義では現代の英語学習法や社会・文化との接点から新たな切り口についても知っていけるようにしています。受講者にとって解りにくい単元や内容も明確にし、具体化して取り上げながら、それを解りやすく解説し理解していくことも行います。そして上級クラスへの橋渡しやTOEIC(R)クラス、ビジネス英語等へとつなげていけるようにします。
　授業には大学生・社会人を対象にした英語学習を通じた人材開発、リメディエーションも視野にいれています。具体的には授業では中国の外交官たちが使用している、40歳を過ぎても効果的と語られることもある、北川達夫の記憶術を用いた英語学習を踏まえながら単語や文法の学習を再考してみたり、コミュニケーション理論、各種サイトやアプリを通じたデジタルメディアを通じた学習法、記憶を通じた認知・脳科学にも触れます。さらに現代の言語学習理論やIT・コンテンツ制作を通じた情報発信、現代文化（文学・芸術・ポップカルチャーなど）にリンクをしていくように心がけています。幅の広い内容から英語や外国語学習そのものへの関心を深めます。

名前	吉田　悠樹彦
肩書き	ヨシダ ユキヒコ
プロフィール	【講師からのコメント】 参考文献: 豊永彰, 『英文法　ビフォー＆アフター』,南雲堂, 2009 北川達夫, 『知的で美しい英語3ケ月速習秘伝』, 学習研究社, 2004 斎藤兆史, 『英語達人塾 極めるための独習法指南』, 中公新書, 2003 斎藤兆史, 『英語達人列伝 あっぱれ、日本人の英語』, 中公新書, 2000 その他、適宜授業中に紹介します。