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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-03-15 / ドイツ語 / 学内講座コード:221R044002

【ドイツ語】文学精読

主催:慶應義塾大学 外国語教育研究センター慶應義塾大学 外国語教育研究センター オンライン講座 公開講座「慶應外語」(東京都)]
問合せ先:外国語教育研究センター 公開講座 慶應外語事務室 TEL:03-5427-1592
開催日
04月13日(水)~07月13日(水)
講座回数
12回
時間
19:30~21:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

ヨーゼフ・ロート(1894-1939)は、当時オーストリア・ハンガリー帝国領だった、現ウクライナ領ガリツィアのユダヤ系一家に生まれ、ウィーンやベルリンの新聞社でジャーナリストとして働く傍ら、小説も発表して作家としての地位を築きました。本講座では短編『駅長ファルメライヤー』を精読し、ロートの明晰なドイツ語をつうじて読解力を養っていくとともに、多民族が共存していた当時の帝国の独特の空気を味わっていきます。

◆受講申込のご案内

備考

自然に言語を習得する年少者の場合とは異なり、大人が自発的な努力と論理的理解をつうじて効果的に外国語を習得していく際の技法を、実践的に習得していただくことが本講座の主たる目的です。1回の授業で進む範囲は2ページほどで、授業前に予習として該当範囲の和訳を考えていただき、授業内ではおよそ1文ずつ交代で音読・和訳の発表をおこなっていただきます。その際、語学学習がただの丸暗記に終わらないように、辞書の引き方、辞書の項目内の注目すべき箇所などについても指導させていただき、論理的に理解して覚えるという習慣を身につけていただきます。
ただし、本講座はドイツ語精読の講座であるため、たとえ1ページしか読み進められなくとも、ドイツ語の構造や特徴をよく理解していただき、読んだ箇所から何か興味深い着想を得てくだされば、この講座での目標は十分に達成できたものと考えます。予習と授業内の輪読のなかで個々の単語の意味や文法構造を丁寧に読み取っていき、物語内容の解釈についても積極的に意見を交換していくことで、洗練された文学テクストをつうじたドイツ語読解能力の向上を目指してまいります。
また、外国語の深い理解のためには母国語についての反省も欠かせませんので、訳語ひとつひとつの日本語表現をなおざりにすることなく、言語全般についての感受性を高めていくことも目指していくことになります。
テクストの長さは今期の講座内で読み終わることができる程度ですので、小説をひとつ読み切る達成感も味わっていただければ幸いです。
さらに、外国語の理解はその言語が使われている地域の文化を理解することと表裏一体であるという前提に立ち、作品の歴史的・文化的背景について、必要に応じてプリント資料を用いた端的な解説も実施してまいります。

講師陣

名前 宮下 みなみ
肩書き みやした みなみ
プロフィール 【講師からのコメント】
授業前に予習として該当範囲の和訳を考えていただき、授業内ではおよそ1文ずつ交代で音読・和訳の発表をおこなっていただきます。
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