大学公開講座のセカンドアカデミー

　春学期と秋学期で内容が異なる授業です。順番はどちらから先にはじめても問題ありません。
　春学期ではとくに格変化を中心とするロシア語の文法の習得と映画やアニメーションを見て楽しみつつ、聴き取り能力の向上を目指します。基本文法を復習し、その知識を聴き取りに応用していきましょう。
　聴き取りでは最初からすべてを正確に聴き取れる必要はありません。ゆっくりと聴き取りやすい部分からはじめ、徐々に聴き取れる部分を増やしていきましょう。

◆受講申込のご案内

　文法を理解するだけではなく、使いこなせるようになることを目標としています。これまでにやってきた文法知識を定着させ、それを聴き取りへと応用できるようにする。あるいは逆に正しく聴き取ることによって文法力を養う。それこそがこの講座の大きな目標です。
　授業は、文法の解説、その文法の練習問題、そして授業に登場した文法知識を必要とする映画などのシーンを聞き取ってもらいます。
　春学期の文法事項は格変化から始めます。なんとなくで覚えていたり、あるいはいざ格変化をさせるとなると苦労する方もいるかと思います。しかし格変化をまとめて見てみると、名詞の中だけではなく、形容詞や人称代名詞の格変化にも似たようなパターンがあります。そうしたパターンをつかむことで様々な品詞の格変化をスムーズにできるようになっていきましょう。
　また格変化以外には比較的習得が困難な仮定法、関係代名詞、個数詞と名詞の結合、比較級、最上級などの解説とその練習もしていきます。
　映画は、ご希望などによって変更もありえますが、ロシア・アニメ―ション『チェブラーシカとワニのゲーナ』、コメディ映画『コーカサスの女虜』、20世紀のロシア文学家アントン・チェーホフの短編小説を映画化した『犬を連れた奥さん』、SF作品『不思議惑星キンザザ』を予定しています。授業で扱った文法事項が使われている箇所を中心に聞き取っていきましょう。
　残念ながら９０分という授業時間の都合上、取り上げる映画を最初から最後まで視聴することはできませんが、これらはすべて著作権者である映画会社がyoutubeで公開しています。公開されている映画の中で『コーカサスの女虜』は日本語字幕がありますが、日本語字幕がない映画についても日本語で内容が理解できるようサポートしますのでご安心ください。またDVDを購入、もしくはレンタルで視聴することも可能です。
　またそれ以外のインターネット上で視聴可能な映画やドラマなども紹介します。最終的には自分だけでも映画の聞き取りなどにチェレンジできる環境づくりややり方を身につけることができればと思います。

名前	山田　徹也
肩書き	やまだ　てつや
プロフィール	－