大学公開講座のセカンドアカデミー

文字の歴史的背景を理解し、ローマ字と声調記号や特殊符号を用いたクオック・グーで表されるベトナム語の音節を、語頭子音、主母音、介母音、二重母音、語末子音と６種類の声調に分けて理解して習得するための発音練習に重点を置きます。あいさつと人称代名詞、名詞文、形容詞文と動詞文、存在と所有の動詞、存在文と位置を表す語句、指示詞と類別詞、数と類別詞という基本的な文法事項を学習し、位の小さい数を用いて時間、曜日、年月日等の言い方を覚え、移動動詞の基本的な用法まで学習を進めます。
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まずはじめに文字の歴史的背景について概説し、ローマ字を使った現代ベトナム語の正書法クオック・グーに従い、ベトナム語を構成する音節（文字と発音）の解説をします。はじめに単母音と６声調を繰り返し発音する練習をします。次に語頭子音、介母音、二重母音、語末子音までの解説をして、主母音に声調をつけて単語を実際に発音する練習をします。単語の発音が出来るようになったら、「被修飾語＋修飾語」という基本語順を学習します。次にあいさつと人称代名詞を学びます。人称代名詞には親族名称が用いられ、性別、年齢、親しさなどによって使い分けられます。それぞれの人称代名詞を単数と複数に分けてあいさつをする練習をします。そして「私は～です」と名詞を述語とする名詞文を学習し、「あなたは～ですか」、「私は～ではありません」などの疑問文と否定文を学習します。次に「主語＋動詞／形容詞」という基本語順を学び、事物の状態や行動について話す練習をします。そして類別詞、指示詞、文末詞、数詞を学習して、「これは何ですか」、「これは机です」のような会話練習を行い、類別詞と指示詞の働きを理解します。所有や存在の動詞の用法を学んで「～は～を持っています」、存在文と位置を表す語句を学んで「～は～にいます／あります」、疑問詞を使って「～はどこにいますか／ありますか」と尋ねるといった初歩的な会話を学習します。
文字の歴史的背景を理解し、ベトナム語を話す世界への理解を深めていく事を目標とします。

【使用テキスト】
春日淳　Vu Dang Khue(武永久英）／ベトナム語入門１／慶應義塾大学外国語教育研究センター

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名前	鷲頭　小弓
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