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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-11-11 / 世界史 / 学内講座コード:23B1601400

イギリスの王朝変遷史【対面講座】

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月14日(火)、11月21日(火)、11月28日(火)、12月 5日(火)、12月12日(火)
講座回数
5回
時間
12:30~14:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
50
その他
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
イギリスの王朝は1000年の歴史を誇り、その歴史を上回るのは日本の皇室だけである。生き延びてきた歴史は奇跡的とさえ言える。イギリスでは、フランス人の王朝が400 年以上続き、イギリス人の王朝が誕生したのは1485年。以降、スコットランド人の王朝、オランダ人の王朝、ドイツ人の王朝とめまぐるしく交代する。現在はドイツ人の王朝であるが、それを意識する国民はほとんどいない。国王が処刑され、王制から共和制に転じた歴史があることも、あまり自覚されない。王朝交代時に生じる混乱を極力避け、王家の名称さえ変えもし、穏やかに乗り切ったからである。王朝変わり目の激動期にいかなる人間ドラマがあったのか。歴史上の人物をとおして、歴史を学び、われわれが置かれた現代社会を考える。

【講座スケジュール】
第1回11月14日(火) フランスの王朝1: プランタジネット王家
詳細:1066年、フランスのノルマンディー公爵がイギリスを征服、サクソン王を倒し、ノルマン王朝を立てる。愚王を排出しながらも、1399年まで続く。正統の王から王冠を奪ったのは従弟、ランカスター家のヘンリー4世。王冠をめぐる親戚同士の熾烈な戦いが始まる。
第2回11月21日(火) フランスの王朝2: ランカスター王家・ヨーク王家
詳細:ランカスター家の王冠に挑んだのは、従弟のエドワード4世。30年に及ぶ薔薇戦争の勃発。国土は荒廃し、貴族の数は激減。混乱のなか、王家の血を引くとはいえ、王位相続権のない、庶出系のヘンリー7世が台頭。初のイギリス人王朝が誕生する。
第3回11月28日(火) イギリス人の王朝:チューダー王家
詳細:フランス人の支配から脱した初のイギリス人王朝チューダー王家は後継者の獲得に苦しみ、118年で幕を閉じる。最後の君主エリザベス1世は、父ヘンリー8世の姉の曾孫にあたるスコットランド王ジェームズ6世を後継者に指名。激動の歴史が始まる。
第4回12月 5日(火) スコットランド人の王朝:スチュアート王家
詳細:外国人の王を迎えたイギリス。スコットランド人の王は、長いあいだ培ってきた、国王と国会の微妙なバランスの上に成り立つ国家体制を理解出来ず、失策を繰り返す。ついに二代目チャールズ1世の時代に、王党派と議会派の内乱に。国王は捕えられ処刑。王制は廃止される。
第5回12月12日(火) ドイツ人の王朝:ハノヴァーからウィンザー王家
詳細:共和制の欺瞞を見抜いた英国民は王制の復古を希望。亡命していた王は呼び戻されるも、血統が絶え、オランダから、次いでドイツから王を迎える。第一次大戦中、ドイツを敵として戦う国民感情を配慮し、ウィンザーに改称。現国王チャールズ3世はドイツ人の王。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 石井 美樹子
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 1974-78、英国ケンブリッジ大学大学院にて中世英文学を学ぶ。ケンブリッジ大学専任講師、静岡大学教授、神奈川大学教授をへて、神奈川大学名誉教授。主要図書『エリザベスー華麗なる孤独』(中央公論新社)、『イギリスの王室』(河出書房新社)、『真訳 シェイクスピア四大悲劇』(河出書房新社)他多数。
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