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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-24 / 世界史 / 学内講座コード:23B1601000

ウクライナ戦争をかんがえる【対面講座】 ユーラシアの歴史と現代

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月 6日(金)、10月13日(金)、10月20日(金)、10月27日(金)、11月10日(金)、11月17日(金)、11月24日(金)、12月 1日(金)、12月 8日(金)
講座回数
9回
時間
16:00~17:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
18,500円
定員
30
その他
16800(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
昨年2月のプーチン大統領によるウクライナ戦争で、国際政治の基本的構造が変容している。もっともこの悲劇の理由を理解するのは、ソ連崩壊後以前からの東西関係、ロシア―ウクライナ関係の変化もあり、けっして容易ではない。本オムニバス講座では、正教とカトリックといった「文明の衝突」、また帝国やソ連の歴史的な形成と崩壊のダイナミクスにも触れた上で、冷戦後30年ほどのロシア・ウクライナ関係の展開を、政治、経済、文明的視角から考察する。市民の視座から見たり、現在のハンガリーの現代史研究者やウクライナの通貨誕生やロシアの自動車企業立ち上がりにかかわった専門家もお招きして多角的視点から考察する。

※第4、5 、7 回のみライブ開催となります。ご自宅よりZoom にてご視聴ください

【講座スケジュール】
第1回10月 6日(金) ウクライナ戦争下のロシア国民の声【小林 昭菜】
詳細:ロシアから見たウクライナ戦争はどう見えているのか。日本では語られなくなって来ている戦時下のロシアから見たウクライナ戦争を、ロシア国民の声から紐解いていく。
第2回10月13日(金) 文明、宗教、そして戦争【三浦 清美】
詳細:今回のロシア・ウクライナ戦争の根底には、西と東のキリスト教の文明の対立がある。ロシアをはじめとする東方正教の世界観と西欧キリスト教の世界観は、どう異なっているかを、(1)イエス・キリストの捉え方、(2)言語への態度、(3)暦の在り方、(4)過去への姿勢、(5)統治機構の構造の五つの観点から明らかにする。
第3回10月20日(金) ロシアにおける帝国と戦争【花田 智之】
詳細:今般のウクライナ戦争に見られる、ロシアの大国主義に基づいた対外戦略の歴史を、帝国と戦争の観点から概観する。また両世界大戦期の日ソ関係にも注目して、ロシア・ソ連の外交・安全保障戦略の特徴を明らかにする。
第4回10月27日(金) ソ連崩壊のあと- 人々はどう乗り切ったか(ライブ配信)【馬場 朝子】
詳細:ソ連崩壊は、社会主義から資本主義への社会の大転換だった。経済混乱、価値観の逆転、無法地帯のような社会に希望と挫折と諦めが渦巻いた。その実態を庶民目線から見る。今、ロシアにソ連ノスタルジーが広がる。その根底にあるのは、現在の資本主義世界の限界への問いでもある。
第5回11月10日(金) ウクライナ国家と経済(ライブ配信)【西谷 公明】
詳細:通貨と国家は不可分の関係にある。ウクライナのルーブル通貨圏離脱、東西ウクライナの対立、「宗主国」ロシアとの角逐を振り返り、30年後の独立戦争へと続く対立の原点を明らかにする。同時に戦後の課題について考える。
第6回11月17日(金) 経済からみたウクライナ戦争【伏田 寛範】
詳細:2000年代以降、ロシア経済は世界経済に統合されることで急成長を果たす一方、脱工業化が進み、先進国に資源を供給する「付属物」の地位に転落した。西側の経済制裁によって世界経済から分断されようとするロシア経済の今後について展望する。
第7回11月24日(金) 東欧から見たウクライナ戦争(ライブ配信)【木村 香織】
詳細:モスクワとブダペスト間を行き来しながら研究生活を送るなかで、今回のウクライナ危機に遭遇した。本講座ではウクライナ危機を旧東欧諸国の目線と歴史家の冷めた視角から具体的にえがく。また、講師はハンガリーでウクライナ支援のボランティア活動に参加した。実際に見たハンガリーの難民政策(そしてその問題点)に関しても報告する。
第8回12月 1日(金) なぜ戦争になったか?【下斗米 伸夫】
詳細:この悲劇の戦争はどうして始まったのかを考えると、なかなか容易でない。1000年以上前のルーシ国家誕生、ロシア革命後のウクライナ問題、ソ連崩壊時における両国関係のねじれた争点、米ロ関係とNATO 拡大、そして終結の条件を考える。
第9回12月 8日(金) ウクライナ戦争後の世界【下斗米 伸夫】
詳細:2022年2月24日から二年近くになる紛争の展開と要因、そして終結の条件を考える。ロシアとウクライナのそれぞれの国内政治、経済要因、NATOと米国の事情、ウクライナ反転攻勢の展望と「朝鮮半島」凍結モデルとの関係、これからの世界政治秩序のあり方も考察する。

備考

【教材】
下斗米伸夫著『プーチン戦争の論理』(集英社インターナショナル新書)2022年 参考価格:860円
下斗米伸夫編『ロシアの歴史を知るための50章』(明石書店)2016年 参考価格:2,000円
※教材費は受講料に含まれていません。購入等については講座開始前にご案内します。

【備考】
※第4回10月27日、第5回11月10日、第7回11月24日は講師の都合によりライブ配信(リモート)講義となります。ご自宅よりZoom にてご視聴ください。オンラインでの受講が難しい方は教室にてリモート講義の受講をお願いします。

・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。

※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 小林 昭菜
肩書き 多摩大学准教授
プロフィール
名前 三浦 清美
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール
名前 花田 智之
肩書き 防衛研究所主任研究官
プロフィール
名前 馬場 朝子
肩書き 元 NHKディレクター
プロフィール
名前 西谷 公明
肩書き エコノミスト (合社)N&Rアソシエイツ 代表、ロシアトヨタ元社長
プロフィール
名前 伏田 寛範
肩書き 神戸市外国語大学准教授、公益財団法人日本国際問題研究所研究員
プロフィール
名前 木村 香織
肩書き ロシア科学アカデミースラヴ学研究所研究員
プロフィール
名前 下斗米 伸夫
肩書き 神奈川大学特別招聘教授
プロフィール
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