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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-24 / 日本史 / 学内講座コード:23B1600800

日本を知るとはどういうことか【対面講座】

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月 7日(土)、10月14日(土)、10月21日(土)、11月 4日(土)、11月11日(土)、11月18日(土)、11月25日(土)、12月 2日(土)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,500円
定員
50
その他
12100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
日本国民である親から生まれ、日本国籍を持ち、日本人として育ってきた者で、日本とは何かということを十分に知っているかと問われて、確信を持って知っていると答えられる者はどのくらいいるのだろうか。知っているつもりだけであったり、知っているだけのわずかな知識をすべてだと勘違いしていたりすることはないだろうか。私自身について考えても、知っているかと正面から問われて、とても「はい知っています」とは答えられない。第一、「知っているか」とはどういうことを言うのかも明確には分からない。日本とされる地域の隅々まで行ったことがあるわけではないし、日本に住んでいるすべての人を知っているわけでもない。有史以来の主な出来事に限ってもどこまで知っているのか心もとない限りである。せめて、明確な方法意識をもって、知りうる限りの資料を集め、日本を知ることに努めた優れた先人の業績を解読し、日本を知るとはどういうことなのかを考える指針を伝えたいと思う。

【講座スケジュール】
第1回10月 7日(土) 日本を知るとはどういうことか
詳細:日本を知るとは、現在日本とされている地域とそこで生きている人々の生活や過去の出来事のすべてを知り尽くすことでない。第一そんなことは不可能だ。だとすれば、何を知ることが重要なのか。まず、その問いについて答えるとともに、何故四人を選んだかを明らかにする
第2回10月14日(土) 柳田国男の民族観・日本論・稲作農耕民を中心とした民俗研究について
詳細:柳田の民族問題についての考え方、国家観を探り、日本民族の起源や民俗の特性についての見解を分析する
第3回10月21日(土) 前回の続き
第4回11月 4日(土) 津田左右吉の歴史学
詳細:津田の日本古代史・記紀神話研究の分析、「文学に現れたる我が国民思想の研究」が明らかにしたものは何かを検討する
第5回11月11日(土) 前回の続き
第6回11月18日(土) 旅人宮本常一が見た日本
詳細:稀代の旅人宮本常一は何を見ようとしたのか。宮本と調査・地域とのかかわり方について考える
第7回11月25日(土) 網野善彦が見ようとした「非農業民世界」の問題
詳細:網野は、制度史・体制史ではない民衆を中心とした歴史像を提示しようとしたが、その歴史像は日本を認識することに対してどういう意味を持っているのかを考える
第8回12月 2日(土) 再度、日本を知るということはどういうことか、を考える。
詳細:多くの日本論・日本人論・日本文化論は、実感論的・経験主義的観点にとどまり、主観的議論に陥る欠点を免れていない。四人の研究業績を踏まえて、客観的に日本を知るための方法論の構築を試みる

備考

【教材】
※教材費は受講料に含まれません。購入等については講座開始前にご案内します。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 橘川 俊忠
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 1945年生まれ。東京大学法学部卒業。専門は日本政治思想史。著書に『近代批判の思想』(論創社)、『歴史解読の視座』『日本の民俗学者― 人と学問』(以上、共著、御茶の水書房)、『奥能登と時国家研究編2』(平凡社)、『終わりなき戦後を問う』(明石書店)、『丸山眞男「日本政治思想史研究」を読む』(日本評論社)などがある。
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