講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-03 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:23A1606800
2023 年度前期連続講演会 関東大震災百年の節目に地盤・地殻変動から考える地震災害【対面講座】
- 開催日
- 6月17日(土)、 6月24日(土)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 14:00~16:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- -
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
2023 年は1923年9月1日に発生した大正関東地震(関東大震災)から百年の節目にあたる。2011年東日本大震災を契機に始まった、神奈川大学の市民向けの大規模災害に関する特別講演会(前期)、連続講演会(後期)は、2022年度後期まで続けて通算約90回近くになった。これらは、本学の地域貢献の一環として無料で市民に広く公開した防災講演会として継続されてきた。
2021年度後期連続講演会から関東大震災全般に関する講演会を始めて、2022 年度前期特別講演会、同後期連続講演会では、横浜・神奈川の関東大震災に焦点を当てて、横浜・神奈川における関東大震災時の実像、当時の横浜・神奈川の気象、神奈川県で多発した土砂災害の実態、横浜市内の被災状況と復興事業、復興事業と復興住宅などについて検討した。
そこで、2023年度前期は連続講演会として、地盤環境や地殻変動という観点から関東大震災の実像を見ていくことにする。具体的には、第一に、表層地盤の分析から詳細な地盤情報を造り、日本全国の震度予測情報を公開している防災科学技術研究所・マルチハザードリスク評価研究部門の先名重樹主幹研究員に「地盤環境から見た大正関東地震の実像と今後の地震災害リスク」と題して講演を頂く。先名先生の研究分野としては、地盤工学、地震工学などがあげられる。第二に、GPS の分析から日本列島の地殻変動状況をモニタリングして地殻のひずみの蓄積過程から地震発生ポテンシャルの解析を行ってきた京都大学防災研究所・地震災害研究センターの西村卓也准教授に「地殻変動から見た大正関東地震の震源域と今後の地震発生ポテンシャル」と題して講演を頂く。西村先生の研究分野としては、測地学、地殻変動論、地震学などがあげられる。
2023年度後期連続講演会では、21世紀の多発する自然災害を想定しながら、複合災害のもとでの防災・減災、災害時における男女共同参画や性暴力、復興事業に見る合成の誤謬、などの様々な問題の検討を行う予定である。神奈川大学では、今後も地域に立脚した大学としての役割を果たしていくことが重要であると考えている。これまで10年以上の活動を踏まえて大学の社会貢献を一層進めていく上で、分野横断的な協力と知見の体系化による防災・危機管理体制の構築を進めるとともに、市民の防災意識を高めるための講演会やシンポジウムを今後も継続して問題提起を行っていく。
司会・コメント 神奈川大学名誉教授 荏本孝久・佐藤孝治
【講座スケジュール】
第1回 6月17日(土) 地盤環境から見た大正関東地震の実像と今後の地震災害リスク【先名 重樹】
第2回 6月24日(土) 地殻変動から見た大正関東地震の震源域と今後の地震発生ポテンシャル【西村 卓也】
2023 年は1923年9月1日に発生した大正関東地震(関東大震災)から百年の節目にあたる。2011年東日本大震災を契機に始まった、神奈川大学の市民向けの大規模災害に関する特別講演会(前期)、連続講演会(後期)は、2022年度後期まで続けて通算約90回近くになった。これらは、本学の地域貢献の一環として無料で市民に広く公開した防災講演会として継続されてきた。
2021年度後期連続講演会から関東大震災全般に関する講演会を始めて、2022 年度前期特別講演会、同後期連続講演会では、横浜・神奈川の関東大震災に焦点を当てて、横浜・神奈川における関東大震災時の実像、当時の横浜・神奈川の気象、神奈川県で多発した土砂災害の実態、横浜市内の被災状況と復興事業、復興事業と復興住宅などについて検討した。
そこで、2023年度前期は連続講演会として、地盤環境や地殻変動という観点から関東大震災の実像を見ていくことにする。具体的には、第一に、表層地盤の分析から詳細な地盤情報を造り、日本全国の震度予測情報を公開している防災科学技術研究所・マルチハザードリスク評価研究部門の先名重樹主幹研究員に「地盤環境から見た大正関東地震の実像と今後の地震災害リスク」と題して講演を頂く。先名先生の研究分野としては、地盤工学、地震工学などがあげられる。第二に、GPS の分析から日本列島の地殻変動状況をモニタリングして地殻のひずみの蓄積過程から地震発生ポテンシャルの解析を行ってきた京都大学防災研究所・地震災害研究センターの西村卓也准教授に「地殻変動から見た大正関東地震の震源域と今後の地震発生ポテンシャル」と題して講演を頂く。西村先生の研究分野としては、測地学、地殻変動論、地震学などがあげられる。
2023年度後期連続講演会では、21世紀の多発する自然災害を想定しながら、複合災害のもとでの防災・減災、災害時における男女共同参画や性暴力、復興事業に見る合成の誤謬、などの様々な問題の検討を行う予定である。神奈川大学では、今後も地域に立脚した大学としての役割を果たしていくことが重要であると考えている。これまで10年以上の活動を踏まえて大学の社会貢献を一層進めていく上で、分野横断的な協力と知見の体系化による防災・危機管理体制の構築を進めるとともに、市民の防災意識を高めるための講演会やシンポジウムを今後も継続して問題提起を行っていく。
司会・コメント 神奈川大学名誉教授 荏本孝久・佐藤孝治
【講座スケジュール】
第1回 6月17日(土) 地盤環境から見た大正関東地震の実像と今後の地震災害リスク【先名 重樹】
第2回 6月24日(土) 地殻変動から見た大正関東地震の震源域と今後の地震発生ポテンシャル【西村 卓也】
備考
【備考】
※チラシの表記はオンラインとなっておりますが、対面講座の間違いです。謹んでお詫び申し上げます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
※チラシの表記はオンラインとなっておりますが、対面講座の間違いです。謹んでお詫び申し上げます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
講師陣
名前 | 先名 重樹 |
---|---|
肩書き | 防災科学技術研究所・マルチハザードリスク評価研究部門主幹研究員 |
プロフィール | - |
名前 | 西村 卓也 |
---|---|
肩書き | 京都大学防災研究所・地震災害研究センター准教授 |
プロフィール | - |