講座詳細情報
申し込み締切日:2023-08-21 / 日本史 / 学内講座コード:23A1603100
藤原道長の時代【ハイフレックス講座】 『御堂関白記』『小右記』『権記』に見る長徳四年・長保元年
- 開催日
- 8月24日(木)、 8月31日(木)、 9月 7日(木)、 9月14日(木)、 9月21日(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 30
- その他
- 8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
藤原道長は、政権担当者となったことをきっかけに、『御堂関白記(みどうかんぱくき)』という名称で知られる日記を書きはじめました。ただ、残念ながら、道長の『御堂関白記』からだけでは、道長自身の行動についてさえ、それほど詳しいことがわからなかったりします。また、道長とは又従兄弟(またいとこ)の関係にあった藤原実資(さねすけ)という貴族も、『小右記(しょうゆうき)』と呼ばれる日記を残しており、生涯に渡って道長の側近を務め続けた藤原行成(ゆきなり)も、『権記(ごんき)』と呼ばれる日記を残しています。そして、この『小右記』『権記』は、道長や道長政権や道長時代の貴族社会について、『御堂関白記』が教えてくれるよりも、ずっと詳しいことを教えてくれるのです。
そこで、この講座では、『御堂関白記』の他に『小右記』および『権記』をも紐(ひも)解(と)いて、道長政権がまだまだ不安定であった長徳(ちょうとく)四年から長保(ちょうほ)元年にかけての道長自身および貴族社会の様子を見ていきます。
【講座スケジュール】
第1回 8月24日(木) 長徳(ちょうとく)四年(九九八)春・夏・秋
詳細:「藤氏爵(とうしのしゃく)」/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ)の石山寺(いしやまでら)参詣(さんけい)/道長を苦しめるもののけ/ 政界引退を決める道長/道長を慰留(いりゅう)する一条天皇
第2回 8月31日(木) 長徳四年秋・冬
詳細:天変地異/右大弁行成(うだいべんゆきなり)/従三位(じゅさんみ)に叙(じょ)される道長の妻/上級貴族の邸宅の値段/再び「藤氏爵」/一条天皇第一皇女の着袴(はかまぎ)/道長の長男・次男の着袴
第3回 9月 7日(木) 長保(ちょうほ) 元年(九九九)春・夏・秋
詳細:長男頼通(よりみち)の病気/頼通の清水寺参詣(きよみずでらさんけい)/左大臣(さだいじん)源雅信(まさのぶ)(妻源倫子(ともこ)の亡(な)き父親)の法事/方違(かたたがえ)
第4回 9月14日(木) 長保元年秋・冬
詳細:受領たちからの贈り物/蔵人頭(くろうどのとう)藤原行成の辞表/
一条天皇の御前の詩会/紅葉狩り/淡路国の百姓たちの訴え/長女彰子(あきこ)の入内(じゅだい)の準備
第5回 9月21日(木) 長保元年冬
詳細:彰子の入内/一条天皇の勅使(ちょくし) /受領からの贈り物/娘が女御(にょうご)になった日/娘を中宮(ちゅうぐう)に立てる算段
藤原道長は、政権担当者となったことをきっかけに、『御堂関白記(みどうかんぱくき)』という名称で知られる日記を書きはじめました。ただ、残念ながら、道長の『御堂関白記』からだけでは、道長自身の行動についてさえ、それほど詳しいことがわからなかったりします。また、道長とは又従兄弟(またいとこ)の関係にあった藤原実資(さねすけ)という貴族も、『小右記(しょうゆうき)』と呼ばれる日記を残しており、生涯に渡って道長の側近を務め続けた藤原行成(ゆきなり)も、『権記(ごんき)』と呼ばれる日記を残しています。そして、この『小右記』『権記』は、道長や道長政権や道長時代の貴族社会について、『御堂関白記』が教えてくれるよりも、ずっと詳しいことを教えてくれるのです。
そこで、この講座では、『御堂関白記』の他に『小右記』および『権記』をも紐(ひも)解(と)いて、道長政権がまだまだ不安定であった長徳(ちょうとく)四年から長保(ちょうほ)元年にかけての道長自身および貴族社会の様子を見ていきます。
【講座スケジュール】
第1回 8月24日(木) 長徳(ちょうとく)四年(九九八)春・夏・秋
詳細:「藤氏爵(とうしのしゃく)」/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ)の石山寺(いしやまでら)参詣(さんけい)/道長を苦しめるもののけ/ 政界引退を決める道長/道長を慰留(いりゅう)する一条天皇
第2回 8月31日(木) 長徳四年秋・冬
詳細:天変地異/右大弁行成(うだいべんゆきなり)/従三位(じゅさんみ)に叙(じょ)される道長の妻/上級貴族の邸宅の値段/再び「藤氏爵」/一条天皇第一皇女の着袴(はかまぎ)/道長の長男・次男の着袴
第3回 9月 7日(木) 長保(ちょうほ) 元年(九九九)春・夏・秋
詳細:長男頼通(よりみち)の病気/頼通の清水寺参詣(きよみずでらさんけい)/左大臣(さだいじん)源雅信(まさのぶ)(妻源倫子(ともこ)の亡(な)き父親)の法事/方違(かたたがえ)
第4回 9月14日(木) 長保元年秋・冬
詳細:受領たちからの贈り物/蔵人頭(くろうどのとう)藤原行成の辞表/
一条天皇の御前の詩会/紅葉狩り/淡路国の百姓たちの訴え/長女彰子(あきこ)の入内(じゅだい)の準備
第5回 9月21日(木) 長保元年冬
詳細:彰子の入内/一条天皇の勅使(ちょくし) /受領からの贈り物/娘が女御(にょうご)になった日/娘を中宮(ちゅうぐう)に立てる算段
備考
【備考】
※※必ず下記の内容をご確認ください※※
【ハイフレックス講座はまたはにてご参加ください。】
・後日配信する動画は記録用動画となります。
・記録用動画は音声や画面の乱れの発生、ネットワーク不備等により、配信できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
・「ハイフレックス講座」とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
※※必ず下記の内容をご確認ください※※
【ハイフレックス講座はまたはにてご参加ください。】
・後日配信する動画は記録用動画となります。
・記録用動画は音声や画面の乱れの発生、ネットワーク不備等により、配信できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
・「ハイフレックス講座」とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)、『知るほど不思議な平安時代』(教育評論社)など。 |