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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-04-27 / 世界史 / 学内講座コード:23A1602700

日米英露の関係史―北東アジアにおける衝突【ハイフレックス講座】

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月16日(火)、 5月23日(火)、 5月30日(火)、 6月 6日(火)、 6月13日(火)
講座回数
5回
時間
15:30~17:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
30
その他
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
歴史は色々な事を教えてくれます。本講座では「世界の中の日本」について、近現代日本史に最も影響を与えた英国、米国、隣の国ロシアとの関係を中心に語ります。中世からの英米露それぞれの歴史的背景について話し、日本との文化的交流史と外交的関係史を論じます。地震が多い日本は地質学的にプレートがぶつかり合うように、国際舞台でも政治的プレートがぶつかり合う国です。日本は明治維新後極東地域に広がった欧米諸国の帝国主義の競争の中で、中国とロシアそしてアメリカ合衆国と、次々暴力的にぶつかり合います。その激しい過去を読み返して、現代の相互視界や政治事情を新たに分析する事で、どのような教訓が含まれているか考察します。

※講師が訪れた旧ソ連/ロシア、日本等の写真と他の資料を教材として使用し、講師の体験や当時の資料から語ります。その他の教材も配布します。

【講座スケジュール】
第1回 5月16日(火) 中世ロシアの国家登場から近代ロシア帝国まで、近代北米大陸への英国入植者からアメリカの独立戦争までの背景(9世紀後半~18世紀末)
詳細:中世に設立された初のロシア国家、ローマカトリック教と東正教との分裂、モンゴル軍とドイツ騎士軍との戦い、 16世紀後半統一されたロシア軍がカザンを征服、シベリアへの進出と17世紀後半日本海までの開拓、18世記後半クリミアの征服。一方、英国人の17世紀前半アメリカ入植、18 世紀後半英国から独立宣言と英国との独立戦争、フランス革命とその後など。
第2回 5月23日(火) 幕末期、開国、明治日本と英米露(蘭中)との政治的、文化的関係(1803年~1903年)
詳細:アメリカ、イギリスが日本との貿易を求める背景と、ロシア帝国艦隊がオランダ商館がある長崎港に来航し、レザーノフ大使との交渉。その後ロシアとの困難な関係、イギリスPhaeton号事件とその影響、アヘン戦争、アメリカとメキシコの戦争、 太平洋沿いまで国境を広げるアメリカ。カリフォルニアで金の発見とサンフランシスコ港町の発展、アメリカ、ロシア、イギリスなどの軍事的外交的外圧による日本の開港・開国、先進欧米諸国と条約締結での制度下における国際関係の重要な出来事や転機点について論じます。
第3回 5月30日(火) 日露戦争から第一次世界大戦、ロシア革命とVersailles条約締結まで(1904年~1919年)
詳細:日露戦争の勃発と平和条約締結の仲介役としてのアメリカ、ロシアにおける1905年~ 1907年の社会的反逆、1908年アメリカの軍艦艦隊が世界を一周、露米英日外交と貿易関係、第一次世界大戦の勃発と日本の参戦、ロシア革命、
Versailles 条約とその後の世界情勢の影響など新たな観点から論じます。
第4回 6月 6日(火) ロシアの市民戦争から太平洋戦争、第二次世界大戦とその終結まで(1920年~1945年)
詳細:ロシアでの市民戦争の勃発と日本のシベリア介入、ワシントンでの米英日海軍条約締結、カリフォルニアの日本人移民禁止法。1937年中国との戦争勃発、日本が国際連盟から脱退、1939年ヨーロッパで戦争が勃発、日本はドイツとイタリアと同盟国になる。1941年真珠湾攻撃でアメリカと戦争勃発、1945年ポツダム宣言の後、ソ連軍の満州への攻撃とアメリカの原爆投下、などの転機について新たな観点から論じます。
第5回 6月13日(火) 戦後時代の日露米関係情勢、未来への関心( 1945年~現在)
詳細:アメリカ対ソ連の対立で生まれた冷戦時代下の日本、GHQ による改革、サンフランシスコ講和条約、ソ連と北方領土の問題、アメリカと安保条約再締結、核戦争への恐怖感や敵意、緊張や緩和(Detente)などを背景に、日米とソ連のお互いの見方と政権など。1980年代後半旧ソ連ペレストロイカや日本のバブル時代、ベルリンの壁とバブル経済の崩壊など、冷戦時代の終わり後に関連する重要な日米露間の出来事。現在まで続く緊張関係の原因や解決法を論じます。

備考

【備考】
※※必ず下記の内容をご確認ください※※
【ハイフレックス講座はまたはにてご参加ください。】
・後日配信する動画は記録用動画となります。
・記録用動画は音声や画面の乱れの発生、ネットワーク不備等により、配信できない場合がございます。あらかじめご了承ください。

・「ハイフレックス講座」とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。

※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け)
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)
(マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。)

◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

講師陣

名前 ウイリアム・マコウミ
肩書き 元神奈川大学外国語学部教授
プロフィール 米国カリフォルニア州生まれ。神奈川大学外国語学部教授を得て、2021年に退職。カリフォルニア州立大学、大学院卒業。専門はロシア/ソ連の言語・文化・歴史・政治。在学中旧ソ連に留学し、卒業後ヨーロッパ、旧ソ連、中近東などで数年間勤務、旅行を経験。1985年に来日。日本語・文化を学び、幕末開港・開国史、外国人が見た日本などのテーマを研究。長崎大学、神奈川大学で30年以上英語や比較文化、世界史などを担当。東京大学にて非常勤講師を数年間勤めた。主な著書『Foreign Images and Experiences of Japan』(Global Oriental/Brill 2005)『The Opening of Japan,1853-1855』(同2006)、『With All Due Respect: Reconsidering the Rezanov Mission to Japan』(Japan Society 2011)他多数の論文。
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